しろの小説(短編)
【土銀】the sunlight
「今日は昨日のネタの続きすらまとまらないぐらい煮詰まってるつーか余裕がないらしくてよ、今回はあんま『銀受』っぽくないかもしれないが大目に見てほしいんだとよ」
「それで俺が引っ張り出されたのか?ふざけんな。まだ総悟のヤローが嫌がらせのように残した始末書の山片付けなきゃなんねーってのに呼び出されて来てみればくだらねぇ。俺は帰るぞ」
「まぁまぁまぁ、ココは作者と俺を助けると思って目を瞑ってやってよ。それとも俺のこと愛してないの?(うるうる)」
「あーっ!!もうわかったわかった!!てめーの話に付き合えばいいんだろ!!」
「まー、土方くんの働きによっちゃあとで何か見返りあるかもしれないからさ」
「どーだかな」
「さて、今回の本題に入るとだな、この間バイク降りて押して歩いてたんだけどよー」
「燃料切れでガス欠でも起こしたのか」
「うっせー、それはこの際一旦横に置いとけ。…で、歩いてたら向こうからなんともいえないモンが近付いてきてよ…。なんだっけアレ…、おばちゃんが付けてる仮面みたいな真っ黒サンバイザー。アレにむぎわら帽子?かぶってママチャリでこっち向かってくる姿はある意味恐怖だったよ。街中でばったりダースベーダーにすれ違うぐらい衝撃的な光景だよアレ。『え…あぁ、ダースベーダー先輩こんにちはっす』ってなるよアレは」
「その光景は確かに衝撃的だな…。だが季節柄、これからもっと増えるんじゃねぇのか?」
「ダースベーダー先輩、ママチャリ乗ってめっちゃこっち向かってくるからねコレ。自転車からフォンフォンって音が聞こえてくるかと思ったよ」
「ライトセーバーァァァァ!?」
「おそらく自転車のハンドルからブォンッて出して斬り掛かってくる気だぜアレは」
「どっかでそんなミニゲームあったな。バイク乗って剣振り回して…」
「どうするよこれから日差しが強くなるにつれてダースベーダー先輩増殖のお知らせだよ?今のうちに対策練らないと…」
「こうしちゃいられねぇな」
「とりあえず対策会議といこうぜ」
「だったら近藤さんにも相談した方が…」
「馬鹿ですかお前は。いちいち上と相談しなきゃ行動できねーガキじゃあるめーし。今のうちになんとかすりゃー、俺達だけで被害は最小限に抑えられるの。分かる?とりあえず対策会議長引くと腹減るしコンビニで食料(と甘味)買わね?」
「あ、あぁ、そうだな」
「(ふっ、ちょろいぜ)」
「ん?何か言ったか?」
「いーやっ、なんも言ってねぇって。それより早く行こうぜ♪ほらほら」
「オイッ、押すんじゃねぇよ!!」
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