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しろの小説(短編)
【土銀】blood group【会話文】

「おーい、土方ー?まだ〜?」

「ちょっと待ってろ。アレは捨てたしコレはこっちに戻して…あー、ソレはまぁそのままでいいか」

「…お前、何やってんの?銀サン待ちくたびれたんですけど」

「何って見りゃ分かるだろ。片付けだよ片付け。ちゃんと元に戻しとかねぇと色々厄介なんだよ、後で」

「ふーん、そりゃ大変なこって。でもテキトーでいいんじゃねぇの?ココお前の部屋だろ」

「私室といっても人払いしてる時以外はいつ誰が部屋に来てもおかしくねェんだ、そういうワケにはいかねぇ。テメーだって、ココで俺とナニしてたとかバレてジロジロニヤニヤ好奇な目で見られたらめんどくせーだろうが」

「そりゃそうだけどよー…。A型のそういう几帳面てか完璧主義なトコ自体がめんどくさそうで同情するぜ」

「テメーが常日頃テキトーすぎんだよ。……そういやテメーは何型なんだ?」

「さぁ?何型なんだろうねぇ?少なくとも目の前にいる副長サンと一緒ではねぇわな」

「俺とお前が同じ血液型だったらそっちのがびっくりだわ」

「だろ?」

「お前の性格だと原作者と同じAB型っぽいけどな」

「へー」

「『へー』って…テメー、答える気無ぇだろ。作者も空知と同じAB型で、『AB型の説明書』とかいう本持ってるらしいんだけどよ、その内容がお前と空知と作者を足して3で割ったような内容だったらしい。作者も初見で目を疑ったほどらしいぞ」

「マジでか。まー、銀サンの血液型も他のヤツの血液型もそのうち明らかになると思うぜ……多分」

「そりゃまたえらく不確定な情報だな」

「仕方ねェだろ、神のみぞ知る、もとい、空知のみぞ知るってカンジなんだからよ」

「空知も神っちゃあ神だけどな。いろんな意味で」

「そうだな」

「それにしても」

「なんだよ?」

「前回の俺とお前の話の時といい、作者ネタが出る割合が多くねぇか?」

「しょうがねぇよ。『だってその方が尺を稼ぎやすいから』とか言ってたからな」

「楽したいだけかィィィィ!!」

「そう目くじら立てんなって。こうも言ってたぞ。『二人の話が一番書きやすいし…』」

「ほォ?」

「…なに嬉しそうなツラしてんだ」

「べ、別にそんなことねーよ」

「それに『土方くんがいじりやすいから』だ、そうだ。よかったな」

「それは素直に喜べねェんだが…」

「まぁ固い事言うなって。おかげで楽々この文字数なんだからよ」

「文字数とか言うな」

「文句言っていられるうちが華だと思うぜ〜?いま作者は高銀も熱いからな」

「チッ、高杉晋助か!!あの野郎には…いや誰が相手だろーが絶対ェ負けねェ!!」

「ハイハイ、その意気で頑張ってね〜。それよりも銀サン早く糖分摂らないと死んじゃうから、一刻一秒争うから早く甘味食べに連れてってよ」

「高確率で集られてる様な気がするのも気のせいか?」

「そりゃあ銀サン、土方くんに一生ちびちび集って借りを返してもらうって決めてるからね、しょうがねぇって。諦めな」

「…そうか。しょうがねぇな」

「なに赤くなってんの?え?なんかよく分かんないけど良い方に勘違いしてねェか?コレ」

「銀時!早く行かねーと置いていくぞ?」

「へ?あ、待てよっ!」


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あきゅろす。
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