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Novel
好き≠愛してる(諸→←雑←伊)


「雑渡さん」

「なあに、伊作くん」

「ざっと さぁん、」

雑渡さんの腰に腕を回してぐりぐりと頭を擦り付ける。
僕と雑渡さんが一緒にいると、部下さんが不機嫌になるのはわかってるけど、そんなこと気にしていられない。
だってなんだかとても切ない気持ちなんです。

「ざっとさん…」

ズビズビと鼻を啜りながらそれでも雑渡さんに泣き顔を見られたくないなんて変なプライドで、雑渡さんの服に顔を埋める。
そしたら新しく変えたばかりの包帯の臭いがして、 なんだか少し落ち着いた。

「…雑渡さんは優しいです」

「そんなことないよ」

そう言いながら雑渡さんの薄っぺらくて細い手の平が僕の頭を優しく撫でてくれて、やっぱり優しいじゃないかと思う。
だって雑渡さんは僕の扱いを分かっていて、こんな時どうしたら良いかだってわかってる。
だから優しく頭を撫でて、笑ってくれるんだ。

「ねえ伊作くん」

「…」

「私は君が好きなんだよ」

「…わかっ てます、」

その言葉を聞いて、止まったと思っていた涙がまたぼろぼろと溢れ出した。
だからいっそう強く、雑渡さんの服に顔を埋めた。


(私は君が好きなんだよ)
(だけどね、君を愛してあげることは出来ない)




おわり


うん何も考えずにやったから
めちゃくちゃにも程がある\(^O^)/

諸雑は付き合ってないけどお互い好き同士ってことは気付いてる。
片思い伊作。でも多分雑渡さんはおそらく伊作の自分への思いが憧れだとか尊敬だとかわかってるし、実際そう。(数年後留伊になる。)
だから伊作のことは好きだけど愛してない。どちらと言うと愛してるのは諸泉。(←死ぬ時は殺してもらいたいなあくらい)
まあ所詮自分だし男同士だし恋なんて不毛だし、と思ってる組頭はきっと何も言わない。





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あきゅろす。
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