竜は右目に恋してるっ!(政小)
刀を振り始めたのは、いつからだったか。ふと、思い出そうとしても、思い出されるのは自分の右目の背中ばかり。今より幾分細く、小さな背中。しっかりと刀を構えた左腕、鮮やかな刀捌き。
はっきり言って、見惚れた。そして憧れた。多分、あの右目に釣り合うだけの男になりたい、というのが刀を始めて握った理由だったのかもしれない。
「なぁ、小十郎」
「は、如何なさいましたか政宗様」
「どうも俺はガキの頃から、お前にいかれてたみたいだぜ?」
木刀を納めて唐突に切り出してみせれば、案の定呆気にとられて固まっている。知ってるぜ、お前実は不意打ちに弱いよな?固まった小十郎があんまり可愛くて笑っちまったら、すぐにその硬直はとけちまったが。
「まままま政宗様!?い、いきなり何を…っ」
「Ah〜…照れんな、照れんな。10年越しの愛をお前に思い知らせたくなったんだよ」
まぁ、本当は10年どころじゃねぇんだが…刀振り始めた時期に合わせりゃ、こんなもんだろ。
「おいおい、今さらこんな言葉で照れんなよhoney」
「…〜〜ッ!政宗様!」
赤くなったまま怒っても、怖くなんてないぜ?小十郎。まったく、俺の右目はどうにも可愛すぎてヤバい生き物だ。この可愛さはLethal weapon級だぜいやマジで。
「それとも、俺の愛の深さに恐れいったか?」
「…まさか」
HA、なかなか強気に返すじゃねえか。少しつり上がった唇がcuteすぎて今すぐ塞いじまいたくなる。にしても、このcuteな笑顔のどこがあくどいんだ?成実たちは目がおかしいに違いねぇ。
「この小十郎など、政宗様とお会いいたしましたその日より、政宗様しか目に入っておりません」
「……Oh、最高の口説き文句だぜ小十郎」
ヤバすぎるだろ、ここまで熱烈な相思相愛、そうそうねぇぜ?今ならあの頭のHappyな夫婦にだって勝てるぜ、俺たち。
「〜ッ愛してるぜ、小十郎ー!」
「なっ、は、恥ずかしい事を大声で叫ばないで頂きたいっ!」
とりあえず確かなのは、俺は昔も今もこれからもお前に夢中ってことだな。
了
1000リクの政小です。指定がなかったので頭のhappyな筆頭になってしまいました星羅様申し訳ございませぬぅぅうっ!(爆散)しかもラスト微妙で本気ですみません…何か筆頭が暴走しましたorz
というかこのタイトル何ぞ。恥ずかしすぎる…!←待て犯人
思い付きでタイトル決めちゃ駄目ですね本当。
返品苦情いつでも受け付けます!星羅様、リクありがとうございました
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