忠誠≠愛な関係(政→小)
「HEY、こじゅu」

「嫌です」


無言即殺。どこぞの正義のウ○トラカラーな彼のような勢いで、小十郎は政宗の言葉を遮った。


「OH、つれねぇなhoney。愛が足りねえぜ」

「敬意と親愛の情はございますが、愛はありませんので」

「照れるなよ」

「照れてません」


バッサリ。しかしこの程度で大人しくなる政宗ではない。むしろご都合主義な思考回路は、政宗にばかり都合のいい妄想を続々生産中だ。いつの時代も若者は妄想力豊からしい。


「明日はvalentineだぜ小十郎!」

「小十郎は男に御座います」

「お前はオレのhoneyだからNO problem!だからPlease give me chocolate!!」

「小十郎は異国語は分かりかねます」


バレンタインは分かるくせに、異国語はあえてスルー。小十郎の意識は愛しの畑にまっしぐらだ。


「やれやれ、オレのhoneyは照れ屋だな」

「うるせえクソ餓鬼、口ん中拳突っ込んで顎ガクガクにするぞ」

「小十郎、地が出てるぜ?」

「申し訳ございません、馬鹿宗様」


謝罪は棒読みのクセに、貶し文句は感情ばっちしだ。だが小十郎の貶し文句にすっかり耐性のできている政宗は、今日もcuteだぜ小十郎…と一人ほのぼのしていた。なんという温度差。

そんなバレンタイン前日。




甘い政小が書きたいです。もっと甘いちゃバカップルでいいんですが、なぜか書き上がりはこれ。…何故だorz

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