以心伝心、日常なんで。 予想はドンピシャ。日本にいる沢田綱吉達の壁になれとの死炎印付きの勅命を手渡されたとのこと。実はこの間、ボンゴレに属する少年達を第一の壁として沢田綱吉に喧嘩をふっかけにいかせたとか。あれ?それって、まさか。てか、 「ボンゴレに属してるんだ、六道骸・・・」 「・・・それも、」 「うん、あった。でも状況がかなり違うね。 あっちは9代目からの命令じゃなかった。ヴァリアーが結果として沢田綱吉の成長に繋がることをしたのは事実、でもその過程が違う。あっちのボスはもっと・・・・・・うん、とにかく違う」 言わない理由は、つまらないから。知ってしまったら本人にそのつもりが無くても意識してしまうだろう。私が原作の存在を話してしまったから大差変わらないかもだけど。ごまかしても深く聞いてこないボス。うん、ベルもボスもいい人だ。 「あっちのボスはなんなんだぁ?」 このKYめっ!!!!!!!! 何故此処でそれを聞くんだよKY!馬鹿鮫、阿呆鮫、禿げろよカスザメがっっっ!!!!!!!! 「空気を読みなよスクアーロ」 マーモンが優しい!そうだよね、持つべきものは空気の読める同僚さ!! 「む、空気?それはどうやって読むのだ?」 おいぃぃぃぃぃぃい!!!!!!!! 黙ってろよマジ黙ってろ変態雷親父ぃぃっ!! 「・・・・・・それで、ボス。私達は具体的に何をすればいいのかしらぁ?」 「・・・台本を預かっている」 「仕事しろよ9代目」 「はっきり言いすぎだろ。ま、王子もフェルと同じこと思ったけど」 「そ?以心伝心〜♪」 「「いぇーい」」 声を揃えてハイタッチ。すでに日常となったコレに暖かい視線を向けられる。嫌な気はしない。 「安心しろ。俺が言っておいた」 「「さっすがボス!!」」 以心伝心、日常なんで。 今更だけど、私が、僕が来たのがこの世界で良かったと思う。 幸せってものに浸っているみたいです。 ――――悪い気はしない、ね。 ←→ [戻る] |