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桜羅桃さま VD記念(番外編)
cHiRoRu



『…骸様……出来ました』

青い四角の小箱を恥ずかしそうに差し出した
真っ赤な頬が愛しい

『…ありがとうございます』
優しい微笑みを浮かべ小箱を受取り千種の頬に触れた
『…大切にいただきますね』

…顔が近付きどちらからともなく口付け……
が……



『たっらいま〜!!』

犬が帰ってきた

二人は甘い雰囲気をすっとばし瞬間移動の如く離れた

『あっれ?骸さんも柿ぴもなにやってんれすか…?……ん…!?』

クンクン…
クンクン……
クンクン………




『チョコレートれすか!!?』
犬はパッと顔を上げ二人を見つめた

苦笑いの本人達

『えぇ。千種から頂きました。』
満面の笑みで自慢するかのように言う骸

『ずるいびょん!柿ぴっ!!!おれにもくらさい!!!』

くらさい!!くらさいっ!くらさーいっっ!!!
犬のヘルシーランド中に響く声

溜め息をつき千種は口を開いた
『犬にもあるよ…義理チョコ…』
『義理でもなんでもいいれすっ!くらさいっ!!』
目を輝かせ千種を見る
ゴソゴソポケットをあさる千種

ゴソゴソ………



『……ほら、犬』

ころん……
犬の手には




チ〇ルチョコ


『なんでオレはチロ〇なんれすか〜!!?骸さんの方がおっきいびょん!!!』

『犬に義理なんかないし…(骸様のはもちろん本命)……むしろオレに義理しろよ…』
毒舌になる千種

『…………クハハハハっ!!!クハッ!!!』

骸も笑い出した




黒曜は今日も愛が溢れてます


end
桜羅様、有難うございました!!

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