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桜羅桃様 VD記念
MY SWEET

部屋に漂う甘い匂いで目を覚ます
『この香り…』
この部屋の主、骸は甘いこの香りにすっかり酔っていた。上品な香り
居てもたっても居られず部屋をでる。
足は香りの先へ


『千種…?何をしているんです…?』
『むっ…骸様…』
キッチンに漂う甘いカカオ
香りの先のドアを開けると愛しい人

『…チョコレートですか?』
骸は近づき千種がかきまぜる鍋に視線を落とす
『はい…もぅすぐバレンタインなので…試作を』
『……そうですか』
きゅんと痛み出した骸の胸
ズキズキと激しく止まらない。


【誰に渡すんですか…?】


この問いを投げ掛けることも出来ずに胸にしまう。
更に増す、胸の痛み、鼓動。







『骸様…ガナッシュの味見をお願いできますか…?』
胸の痛みに耐えていると目の前にこちらをうかがっている千種がいた。
『ええ、お安いご用です』
そういってチョコレートを自分の指に絡ませた
『!!?骸様?』
『トロトロですね…いい香りです』
そういって指を自分の唇に押しあてた。
『…?むく……んっ…』
ちゅっと生々しい音と共に骸の指と唇が落ちてきた。二つの唇の間にある甘い指先。触れるだけじゃ足りない…止まらない衝動
千種の唇に指を差し入れた。口内を犯す。自分に千種に酔う。
甘いカカオに惑わされる。くちゅくちゅと絡まる音も欲情をかきたてる。
『ん…っ…はぁ…』
千種も大人しく甘い快感に酔いしれる
骸は耳元で囁く
『クフフ…千種の唇は甘いですね』
びくっと一瞬体をこわばらせる。
でもその甘い声に侵される
口内から指を引き抜き千種の唾液で濡れた指を舐めながら言った
『僕は君が他の男にやる試作なんて要りません…欲しいのは君だけなんですから』
言い終わったとたん、千種を抱え自室のベッドに投げ降ろした。鈍く軋むおとが酷く鮮明だった。


組み敷いた骸は
『少々手荒ですが…すみません』
悲しげに微笑んで口付けた。
甘くて狂おしい快楽の瞬間(トキ)

舌を絡め服の上から小さな膨らみを摘む。先ほどの指のお陰で膨らみは興奮を主張していた。
『おや…千種のココはもぅ堅くなってますよ…?』
服の上から何度も摘みもどかしい快楽がくる。
『んっ…あっはっ…骸っ…さまぁっ…』
甘く声を出す千種。かきたてられる欲。
『可愛いですね…女の子のようです…』
骸は上着に手をかけ千種の帽子ごと取払い自らの上着も脱ぎ捨てた。そして千種の胸板にしゃぶりついた
ちゅ…ぴちゃぴちゃ…。甘く噛んだり舌でくるくるとなぞってみる。
『…はぁっん…あぁっ…はんっ…///』
『イイ声です…もっと僕を感じて下さい』
骸は千種の下におりやわやわとモノを掴んだ。
『もぅこんなにして…こんなもの邪魔ですね…』
カチャカチャとベルトの音が響く
すると一気に下着ごと服を奪われた
一糸纏わぬ裸体
『骸様っ!!!だっ…だめです…////』
『クフフフ。上司命令ですよ。…でもこんなにしたままやめるのは千種がつらいだけですよ…』
千種の先走る液体が溢れ骸の手を濡らす。それは潤滑油となり後ろへの侵入を手伝う。
『おや…?ココ…ひくひくしてますね?』
前に後ろにと後穴を撫でる
そしてゆっくりと指を差し入れた
『うぁっ!!…ん―――っあっっ…!!!』
千種は驚き目を見開く。想いを寄せる上司に犯される快感…初めての行為。
しかし骸は知らない。


『クフフフ…美味しそうに呑み込みますね…千種のココは』
出入りする度に卑猥な音が部屋を支配する。耳に付いて離れない。言葉を殺し千種の顔は真っ赤だ。
『静かになりましたね…一本じゃたりませんか…では…。』

ぐちゅっ

音と共に中の質量が増えはっとする。


痛みがきた

『痛っ!!んっ…!いたいっ!!!』
微かな血が流れるが骸は止まらない

ぐしゅぐちゅ…音が響く。しかし痛みも次第に快感に変貌する…
もっと欲しい。挿れて欲しい。猥褻な欲。
そんなことを思い骸を見た千種。
クフフと口元が笑う。
『挿れて欲しいんですか?千種?』
千種は黙って頷き骸のズボンに手をかけた。



『挿れますよ…力抜いて下さい。』
骸のモノが後ろに当てがわれ少しずつ…でも確実に千種と交わる
『んっっ!!…はぁっんっはぁ…んっぁ』
ずちゅ…
『…んっ…全部入りましたよ…千種』
初めとはうって変わって優しい眼差し。その眼差しに捕えられ欲を口にする。
『…動いて下さい』
『…えぇ…もちろんです』

律動を始めた。二人の男を乗せた狭いシングルベッドに重ねる肌は気が狂うほど気持ちよく快感をうけた。熱は収まりを知らず、ペースも上がる。
『むっっ…骸…さまっ…オレ…もぅ』
『…僕もです…一緒にですよ…?』
千種のモノを掴み律動を早め絶頂を促す。そして自らも愛しい人の声と中で極みまで上りつめる
『骸様っ!!!骸さまぁ――っ!!!』
『んっ…ちくさっ…千種ぁっ!!!!』
お互いの名前を呼びながら二人は果てた。
×
×
×
×
×
×
×
×
×
『骸様…勘違いしないで下さい』
ベッドに横たわる二つの体。寄り添うようにくるまる。
『…何がです?』
『とぼけないで下さい』
『…?』
本当にわからないといった表情の骸。
溜め息をつき骸に抱きついた
『あの試作…骸様にあげるためのものだったんです』
『…!?』
『当日は絶対失敗出来ないから…めんどいけど作ってみたんです…本当は明日…言うはずだったんです…』
抱きついた腕を更に強めて骸の胸に顔を埋める。



『好きです』




その小さな一言は骸にとってチョコレートより甘い最高のプレゼントになった



end

桜羅様、有難うございました!!!

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あきゅろす。
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