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永遠にこの想いを伝えないと決めた日

ずっと気付いてくれるんを待っとった。
光とはちっちゃい頃からずっと一緒に居って家も隣の幼馴染なんやもん。
そんな風に思っとったウチが甘かったんや。




 





「あの…うち財前君のことずっと好きやってん。付き合うてくれへん?」

「おん。ええで」


今日はたまたま部活も休みやったから光と一緒に帰る約束してたのに担任に呼ばれて職員室行って教室に帰ってきたら偶然聞いてしもうた。


「えっ?ホンマにええの?」

「はぁ?自分から告って来たくせになんやねんな」

「だって財前君は紗世と仲ええし好きなんとちゃうん?」

「なんでやねん。アイツはただの幼馴染や…」


廊下でずっと動けずに聞いていたウチはその場からしばらく動けんかった。

『(やっぱりウチの気持ちなんて気付いてへんかったんや…。なんとなくわかってはおったのに実際に聞くとなんやショックやな…)』

いつの間にか視界はぼやけてて頬に涙が伝わってた。


「そうなんや。よかった。ウチ駄目元やってん」

「そうか」

「なんやすっごい嬉しいわ。なぁ、これから光って呼んでええ?」

「おん。かまへんで」


『(うそやろ…。それだけは…それだけは…)』

そう、それだけはウチだけの特別やった。
光はウチ以外の女子に名前で呼ばれんのを嫌がってた。
それがウチは嬉かったんや。
ウチだけが特別な存在でおられるみたいで。
だからウチも光以外の男子には名前で呼ばせへんかった。

『(でも…よう考えたらウチが思い上がってただけなんよな…)』


「ありがとう、光」


頭ではそれが当然やって分かってんのに…
あの子が光のことを名前で呼ぶんがなんか耐えれへんかった。


「別に当たり前やろ?」

「うん。光、大好きやで」

「おん…」

「光は?」

「…俺…も…や…」


これ以上この場所に居たくなかった。
ウチは気がついたらその場から走って逃げていた。
鞄とか荷物も教室に置いたまんまやったけどそんなんはもうどうでもよかった。
涙は一向に止まらんくて泣きながら走って気付いたらちっちゃい頃から光とよう来てた近所の公園に居った。


『なんでここに来てしもたんやろ…』


冬の始まりかけたこの時期夕方にもなるとかなり冷え込んでくる。
周りには他に人が居らんかったんが幸いやった。
ウチは光とよう遊んでたブランコに座った。


『こんなことになるんやったらちゃんと伝えとけばよかった…自分の気持ち』


今更後悔したって遅いのは分かってた。
でも後悔せずには居られへんかった。


『光っ、ウチは…ウチは光のこと…』


誰も居ない公園。
光との思い出が一杯詰まっているこの公園。
ここでウチは自分に誓った

永遠にこの想いを伝えないと












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はい、光のキャラが崩壊してます。ホントすいません。
初のテニスの夢で光夢を書こうと思ったのはいいもののなぜか悲恋になってしまいました;
しかもなんか続きを書こうかなとか思ってます。
このあとどうなるのかは管理人にも不明ですが温かい目で見てやってください。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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あきゅろす。
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