Ⅱ
「夢」
僕は『ゲゲゲの鬼太郎』
だけど
それは本当の名前？
ちゃんちゃんこにゲタ
これは本当に僕の姿？
周りを見れば僕には仲間が沢山いて
猫娘、ねずみ男、砂かけ婆、一反もめん
ぬり壁、子泣き爺
そして…今までずっと僕を支えて来てくれた『父さん』
僕が今いる『妖怪横丁』
とても楽しく居心地の良い世界
でも
それは全部本当？
本当の世界なの
今の僕は全て本物？
『………』
『……』
頭が痛い
頭の奥で
誰かがずっと僕を呼んでいる気がする
僕が声のする方へ向かおうとすると
「鬼太郎…」
「父さん？」
『行くな…』『行かせない』『行かせてたまるか…』
そんな声が聞こえた。
父さん…
僕は本当にこの世界の者何ですか？
僕は…
本当は…
ここは…僕の住む世界ではない…。
じゃあ僕は誰なんだろう…。
END
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