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秋の冬眠(消火器)完
あとがき
お読み下さり、本当に本当にありがとうございました。
 初めましての方が多いと思います、消火器と申します。
 果たして此れを最後まで読んだ勇者がいるのかという問題はさておき、「作者変態だろ」と思った方がいらっしゃるかと思います。その通りです。
 実はもっと綺麗なまとめ方をしていたのですが、なんだか魔が…ではなくて嫌気がさして、印刷直前にラストを全面的に改稿という誰かみたいな真似をしてしまいました。ので、今これを書いている時も実は結構焦っています。文章だけ見ると悠長な感じがしますが。
 生体の女性が出てこない酷く埃っぽい話になっていますが、仕様だと思って下さい。
内容については、(現在此れを書いてる時間的にも)あまり触れたくないです。いつもこの調子ですが、今回は特別、文章で直に触れない「空白」を大きく書いています。その部分は、読み手に勝手に想像してほしいのです。妄想して一人で話を広げるのも(人によっては)楽しいんじゃないか、と。常にそういう書き方をしています。因みに作中の人と人が云々は、私の考えとは全く無関係です。単なる作中の人物の人生観として捉えて下さい。
 以降、頁が埋まらないので細かい設定について書きますと、@日付「九月十六日」A人物の名前B冒頭の人物C舞台 くらいは語れるでしょうか。
@今年、某画家の同タイトルの絵が初来日ということで、畏れ多いとは思いつつ単に記念して決めました。辛夷祭の時期にも合うので。因みに私個人の此の絵の解釈は、此の話の私個人の解釈にも通じています。また、同画家の『寝室の哲学』も影響してます。
Aネーミングは毎回苦しみますが、今回は特に苦しかったです。知人と通じるところの無いようにと思うと、案外使える名が無いもので…そして自分の中で聖域化して使えない名前も多いので…。
・桐谷…以前自分で没にした小説の主役。作中で出なかったが、読みは「きりたに」。私はKかTの音が入る名が音として好きらしい。因みにフルネームが某小説のあの人と二字も共通なのは…名前ネタ元だからです。
・近江…地名っぽくしようと思いました。ぱっと音で浮かんだので適当に。
・富竹…正直一番言いたくない由来で付けてます。だからこんなに珍しい字面なんです。「富竹ぇぇぇぇ戦えぇぇぇええ」←これで分かる人は…居たらどうしよう。(しかも空耳だし)…観てる番組確実にバレますね。
B誰でしょう。可能性は二つです。
C特別世界観を固めてはいません。が、全体の埃っぽく乾燥した雰囲気は、台湾の某ピアノと某チェロの人のアルバムから。

という訳で、完全趣味小説でした。
 此処まで読んで下さった方がいれば有り難いです。楽しんで下さった方がいらっしゃればなお嬉しいです。


平成二十二年度 九月 消火器


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