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10※
「触ってわかるものなんだな、コレ」


「っあぁ…ッ!ちょ、まッッまって、くれッヘンだ…ッ安里…ッあ」


「なんだよ、情けねえ声だすな」


そんなに気持ちいいのか?なんて言いながら、待てって言ってんのはあっさり無視して同じ場所をいじってくるから、そのたびに体が跳ねて頭ん中がスパークする。


「っあぁあ…ッあッ!」


なんだこれ、なんだこれ!


指が二本に増えて、一本でも痛かったんだから増やしたらもっと痛ぇはずなのに、もうどっからどこまでが痛感なのかさえわからねぇ。


「ほら、海斗。気持ちいいんだろ…?」


けど、俺に覆いかぶさるみてぇな体勢の安里に前も後ろもいじられながら、耳元で溶けそうなくれぇ甘くて低い声でそう囁かれたら、ショートしかけの頭はあっさりと全部を快感ととらえ始めた。


「…ッあ!うあぁ…っあ、あ、」


耳たぶを引きちぎられそうなくれぇに噛まれても、モノの先に安里の指が入りそうなくれぇに食い込んでも、バカになった感覚はもう正常には働かない。眩暈がするような快感に、身体がガクガク震える。


「ひぁ…っあ、安里…っも、わ…けわかんねぇ…っ」


「なに言ってんだ。わかるだろ?ほら、おまえの中に指が3本も入ってる」


「ッんう、うあ、あぁ…っ」


わざと音を立てて出し入れされて、それが俺のケツと安里の指から出てる音だと思ったら頭がおかしくなる。


ガリッ、と首やら肩やらを噛み切られて、気持ち良すぎて体が跳ねた。裂けた肉を労るように動く舌の動きも、容赦なく中の一点ばかりを押し潰すように動く指の動きも、全部が強烈すぎてつらい。


もう腕に力が入らねぇから、上半身はとっくにベッドに張り付いててケツだけあげてる体勢だったのが、次第に膝もがくがくしてくる。もう力が入らねぇ。



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