4 俺は悪魔の誘惑に負けて、ビクビクしながら安里に近づいた。 腕を掴まれて、至近距離に座らされる。 …綺麗な顔。睫毛の長さとか、鼻の筋とかがすげぇ。 まじまじと見てると、安里の顔がどうだカッコイイだろうと言わんばかりに笑って、ますますカッコイイですどうしようかこれ。 「俺の顔好き?」 「……す、き」 なんだよ愛の告白みたいじゃねぇか。いや、もう告白済みなんだけども、緊張する。 「俺のことは?」 あぁくそわかってるくせに。 意地が悪い! 「好きだよッ」 「だったらちんこだせ」 「……」 告白のあとに言う言葉かそれがッ 「……」 安里の目。 安里が手に握っている褒美。 それからまた安里の目。 ……。 見比べて、あーすっげぇ嫌だなとは思うけどやっぱり逆らえねぇ。 ごそ…と、一回精液を吐き出して満足している息子を取り出した。 満足しているはずなのに、安里の手がそれをゆるゆると握ったら、その触られてる状況だけですぐまた半勃ちになってしまった。 「…っ」 安里の手が、とうとうそのおぞましい褒美を俺のモノに嵌めた。 「禁欲な」 ……そう。 初めて貰ったプレゼントは、 コックリング でした。 泣ける……………。 「そのまま一週間我慢しろよ」 「い、一週間!?安里、それは無理…」 「俺が抜いてやるから、そん時パンパンじゃなかったら別れる」 「……ッ」 あ、安里の… 鬼ーーーッ! 「返事は?」 「……」 「へ・ん・じ・は」 「………ハイ…」 「返事はワンだろ」 「………ワン」 「…ハ」 そうして俺の強制的な禁欲生活が始まったのでした……。 けど、一週間は絶対破裂すんぞ。 [*前へ][次へ#] |