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保健室。



ガラララッ



保健室のドアを開けると涼しい風が通り抜けた。



「失礼しますっ!」


「おう、どうしたー…ってお前、
光か!?」


「琥太にぃ!久しぶりのすけっ!!」


「まだそれ使ってんのか。相変わらずだな……身長も」


「琥太にぃまでそんなことゆう…」


「悪かった悪かった!……で、その背負ってるやつはなんだ??」


「しげみから出てきたしげみ。」


「…………は?わけわからん。」


「倒れてたから運んできました!!」

「お前、日本語へただろ」



と、言ってあたしからしげみくんを預かった。



「弓道部の犬飼じゃないか」


「弓道部かー」


「……たぶん熱中症だろう、まだ軽い方だからしばらく休めば治るな」


「そかそかっ!!ならよかった!」


「ありがとな、運んできてくれて」

「たはーっ!!照れるでないか」


「…それにしても直獅はなにやってんだ。部員の面倒もみないで」



と、ため息をはいた。



「光、お茶いれてくれ」


「あ!これも久しぶりのすけだよね!!小学二年生以来だ!」


「いい加減"ぶりのすけ"ってのやめなさい」


「はいはい」


「せんべいあるけど食うか?」


「もちろん!!」


「お前は昔から緑茶とせんべいが好きだったからな」


「さすが琥太にぃ!わかってるねー」



健室
(うん、うまいな…あいつと違って。)(あいつ??)(そのうちわかるさ)


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あきゅろす。
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