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エピローグ
「フランさーん、任務ですよー」
「んむー……パスしますー」
「駄目です。それに今日は僕と合同ですよ」
「……嘘だろ」
「だーかーら!起きてくださいよもう!」

あれから一年。スクアーロさんの髪が少し延びた。
僕は髪を切ってフランさんと同じくらいにした。フランさんの要望だ。
相変わらず、僕達ヴァリアーはのんびり(?)元気に過ごしている。

フランさんともめているとマーモンさんが部屋に入ってきた。

「フラン、起きなよ」
「うわ、朝からチビ守銭奴見るなんてー
今日の任務失敗しちゃいますー」
「し、失礼ですよ!」
「ムム…起きないと、名前のせるよ」
「なんで僕なんですか!」
「それはいやですー」

ムクリと起き上がったフランさん、まず寝癖直してください。
フランさんが隊服を着たとき、談話室から声がした。


「う"おぉぉぉおいフラン!!早くしねーと先に食うぞぉ!」
「うしし!早くしろよな」
「貴様!ボスを待たせるな!」
「もうっ!早くしてちょうだいっ!」
「…ドカスが」
「早くしてくれよ。今日は預金チェックなんだ」


「ほら、フランさん」


皆が待ってますよ

「わかってますー今行きますから待ってくださーい」

フランさんが少し嬉しそうな顔をしたのを、僕は見逃さなかった。

いつでも

皆さんはあなたを待っていますよ

ね?フランさん


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