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SoulCalibur's Novel
★僕のパートナーU
「あいつらが俺たちの後をつけ始めてていたのはちょうどあの不毛の谷に入り始めた時だ。あいつらを撒こうとして歩を速めたりしたが…さっきの通りあの数だ。まぁ…お前は戦いに不慣れだろうから、仕方ないが」
「そう…だったんだ……」
ジークの横顔を見つめて、イスカは思った。
―ジークは僕のこと、守ってくれたの…?―
「ねぇ、ジーク」
「…………」
「……あれ?」
彼はうつむくジークの顔をそっと覗く。金の長い前髪に隠れてはいたものの、ジークの伏せられた長い睫毛が見えた。さっきの戦いで疲れてしまったのだろうか、珍しく眠ってしまったようだ。耳をすますと彼の唇から規則正しい吐息が聞こえてくる。
イスカは彼の髪に、そっと触れた。
「――…ジーク」
そして髪から頬、顎へ優しくその手を伝わせる。
「守ってくれて、ありがとう」
ジークの唇に、イスカはそっと唇を重ねた。

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あきゅろす。
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