207.魅せるのは傷ばかり/DG/アレン


食堂にて
ラビとユーリ


「俺とお揃いさ〜っ」
「こんな暑い日にマフラーお揃いとかねーわ」
「んじゃなんでつけてるさ?」
「気分気分」
「まるで言い聞かせてるみたいさ」
「はー、蕎麦食べよ」
「あやしいさー」


廊下
アレンとラビ

「おーい、アレン!」
「なんですかバカラビ」
「おうわっ! すげー機嫌悪いさね」
「そりゃそうですよ! 昨夜ユーリを食べ損ねた上に今日から長期任務。本当、どうにかなっちゃいそうです」
「ほっほー? それでユーリがマフラーしてたんさね! アレンのキスマークをかくすため…」
「え? 僕はキスマークなんてつけていませんよ。そういえば昨夜はタオルを巻いていた様な」
「ますます怪しい…」


居室にて
アレンとユーリ

「首見せてください」
「嫌だ」
「浮気ですか? 僕のなにが不満だっていうんですか。ユーリを何度も何度もイカせてるじゃないですかっ」
「だーれがうわきだ」
「ユーリのばかあああ」
「勝手に誤解して泣くな」
「ユーリの処女が!僕専用の穴が犯されたああああ」
「不思議だな。浮気したほうがいい気がしてきた」
「薄情な!」
「見ても怒らないでね」


そう言ってマフラーを外す。


「ユーリ、これ」
「そう、悪魔の印。運命からは逃れられないみたい。だから、アレンの気持ち痛いほどわかるよ」
「ユーリには……わかって欲しくなかったのに」
「えへへごめんね」




ららららんでぶー

*ユーリがノアになった話


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あきゅろす。
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