12.懐に拳銃/DG/アレン


殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる!!

私を傷付けるものは全部殺してやる壊して滅ぼしてやる!!



「……ユーリ! 起きてください、ユーリっ」

「ん……アレン?」


目を開けるとそこにはアレンがいた。


「大丈夫ですか?」

「う、ん。ここどこ?」

「方舟の中ですよ、覚えていませんか。僕たちは伯爵に招待されたんです」

「あはは、千年公って寂しがり屋さんだよね、そっくり」

「誰にですか?」

「さあね」

「っていうか、大丈夫なんですか。物凄い魘されてましたよ」

「え、あ、本当だ、汗かいてるわー」

「そんな暢気なっ」

「大丈夫だよ、ちょっとクラクラするだけ」

「ユーリ、休みましょう」

「いいよ、進もう」

「駄目です。ほら膝枕してあげますから」

「うっ、なんて魅力的な提案」

「ほらふざけてないで」


そう言って、腰を捕まれ膝枕をしてもらうことに。


「アレンちゃんは強引だな〜」

「なんとでも」


ゆっくりと目を瞑る。


「……ねえ、アレン」

「なんですか」

「私に何かあったら、アレンの手で殺してね、約束」

「そんな約束できませんよ……それに急すぎます」

「えへへ、ごめんね〜」

「……いいから今はちゃんと休んでください」

「はーい」



目が覚めて、そのあとは?

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