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「何じゃ、残念か?ならば…」
「違うッ!頼むから、残念と安堵の別くらいはついてくれッ!」
「ふふ、そうして焦るホウ統は真に可愛いの。ほっほ!」
「…っ…く、ぅ…ば、馬鹿者…」

不覚だ…いや、不覚ばかりだが。
顔を紅潮させてホウ統が俯くと。
その愛い様子に、また、ほろりと徐庶は笑みを零す。

「そら、そら…顔を上げておくれ、ほっほ!」

ぎちっ…
く、ちゅっ…

「…っ、はアっ…!…ふ…っ…んんっ…徐君…」

ホウ統の顎に空いている手を添えると、顔を上げさせて口付ける。
その為に徐庶は深く身体を進める格好となり、確かに挿入りはしないが…押し当てられるは益し。
切なげを、ホウ統は漏らす。

…にちゅっ…くちゅっ…ちゅっ…

「っ、ふ…ほ、う…とう…ホウ統っ…ゆく…ぞ…」
「徐…しょ、徐庶ッ…!」

徐庶が自身を追い立てる速度を上げ、荒く性急に扱くその度。
ちゅ、ぢゅと漏れる先走りとブルマが擦れぶつかり合う淫靡の音。
自身を埋め込むに等しい程に押し当てられて、ぎちぎちとブルマは食い込み、徐々にホウ統の自身も昂った張り詰めを見せて。

「―――…っ、くっ…!」

びゅ、るっ…びゅく…るる…っ…
…どろっ……ぱた…ぱたっ…

「う、ア…っ…!…熱…っ…」

一際、押し込まれるを感じた刹那、吐き出された熱に。
ホウ統はブルマ越しにもはっきりと伝わるその熱さ、吐精の脈動に、ぞくりと身体を震わせて仰ぎ。
漸く自身をブルマから離されれば、濃い白濁がゆるゆると流れて下肢を妖しく濡らし落ちる。

「……っ、もう…内も外も、ドロドロ…ではないか……」
「いや、すまん、すまん…思うていたより、遥かに悦くての。」
「全く…」

吐精と、衰えぬ昂揚から上がる息を御そうと静止する徐庶の前で、ホウ統は白濁塗れのブルマに手を伸ばすと。
それは履いたまま―――で。
内腿側からぎちりと音を立ててずらし、自身と後孔を晒す。
ぽたぽたと、マットには熱の跡がひとつ、またひとつ絞り落ち。

「…ほ、ホウ統?」
「何だ…よもや、それで満足でもあるまい…終わりというならば、それでも私は構わぬがのう…」
「ほっほ!よう言う…勿論、これで終わる気など毛頭無いぞ?」
「ならば…っ…!はっ…アっ…!ぁ…は、っ…あッあっ…!」

ホウ統の熱、徐庶の熱。
それらに先走り。
てらてらと混ざり蕩けるを纏うホウ統の自身を、徐庶は強く扱く。
不意を突かれ、ぐちゅぐちゅと粘質を掻き乱される上下に、喘ぎを抑えるなど思い出せない。

ぐち…っ…

「っ、くぅ…ッ…!」
「ふふ…煽り立てたのはホウ統よ…この程度で音は上げまい?」
「…存外、負けず嫌いだな君は……ああ、私もだが…のう。」
「ほっほ!その通り、よの。」

欲されるだけではない。
欲するが故に浮かぶ嬌笑。
薄暗い用具倉庫へ僅かに差し込む外光を受けて、妖しく揺らめき。
誘い、誘われるのは。

…にゅ、ちっ…ちゅ、ぅっ…

「ん、ンっ…!…ふ、ふ…まった、く…何という有様、か…」

自身を扱かれる律動は緩慢になるもそのまま続き、更にホウ統には後孔を弄る感覚が加わる。
おおよそ、どうなってしまっているのか最早想像に難くは無い。
流れ拡がり、窄まりは互いの熱を纏って徐庶の指に吸い付いて。

…ず…ずっ…!
きゅ、うっ…

「…っ、とと…そう締められては解せんぞ?ホウ統…」
「無茶を、言うな…人を散々過敏にさせておいて、から、にっ…」
「ほっほ!いや、いや…それでは私も責任を取らねばならんの。」

……ず…る、るっ……
…ずずっ…!…ず、ちゅ…っ…

「ッ、は、ァあっ…ゆ、び…いちど、に、ぃ…っ…!」



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