0314/もふもふマシュマロさん
「郭淮、バレンタインのお返しだ…マシュマロで良かったか?」
「ありがとうございます、ちょーこーどの。わあい、マシュマロが たくさんですにゃ♪」
「ふ…喜んで貰えた様だな。」
「さっそくいただいても、かまいませんかね?」
「構わんぞ、その為に贈ったのだからな。…紅茶でも煎れるか?」
「ミルクたっぷりで おねがいしますにゃ♪」
「ふふ…何時もの、だな。」

―――…

こぽこぽこぽ…こぽっ…

「煎れたぞ、郭わ…」

もふもふもふもふ。
もふもふもふもふ。
もふもふもむもむ。

「…おい、郭淮。」
「ふぁい?」
「…口の中に、どれだけマシュマロを詰め込んでいるのだ…これはリスかハムスターの頬袋か。」

つんつん。

「ふにゃあ、やめれくらふぁいれすにゃあ。」
「まったく、マシュマロは一気で食べる様なものか?」

もふもふもむもむ…
ごくん。

「いやはや、きづいたら"むしん"でたべてましたよ。」
「やれやれ…その分ではマシュマロで口の中が甘ったるいだろう。…ミルクはまだ、だが?」
「ちょーこーどのは、ぬかりないですねえ。…それでは。」


こくんと一口。
甘党の猫には物足りない筈の、砂糖もミルクも入っていない紅茶。
―――入って、いるもの。
口の中、いっぱいに。
優しい貴方の。
優しい甘さが。


いっぱいに。


◆両頬にマシュマロを詰め込み食べている淮は可愛いかなとか。
そんな事を考えた(*´∀`)



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