B
じゅ、ずっ…じゅぷ、ぢゅ、ぷ…っ!
ちゅく…っ…に、ちゅ…
「あ、あンっ…あっ、も、むり、で…っ…!…っ、あ、はンっ…あっ…!」
「…く…っ…」
びゅ、る…びゅく、る、るる…
…ぱた、た…っ…ぽた、ぱたっ…
一際に突かれ、促された手淫にとうとう堰は切れ。
果てに震え、痙攣した身体は自身より勢い良く熱を放つ。
「……っ、あ…あ、っ……」
総てを吐き出すよう蠢かされる掌の中で。
逆らう事無く、自身は勢いを失えどもとぷとぷと吐精を続け。
てらてらと、いやらしく零れる白濁は張コウの掌を、互いの下肢を。
そして、敷かれた自らの装束を白に染め上げて。
しかし、まだ。
ずちゅ、ちゅ…ぢゅぷ…っ…!
「う、ァ…っ…あっ、はァっ…!」
果てを覚えてはいない張コウは、痙攣から弛緩へ移ろおうとした郭淮の身体を揺さぶり犯す。
達したばかりの身体には、辛くもあり。
けれど、一層に感じて。
その昂まりに覚えるのは悦楽。
息を継ぐ間も惜しく、感じ取りたいと。
じゅぷ、ずっ…ず、ちゅ…っ…!
「……ふ、ぅっ…出す…ぞ…!……く…っ…」
「っ、あ…あ、ン…!…あ、あ…っ!」
びゅるっ…びゅる、びゅく…るる…
叩き付ける様に注がれる白濁は、勢いを持って郭淮の内を満たし。
容量を超えた欲が、孔の隙より出でてまた濡らす。
ぴくりと内で脈動するその度に、互いの自身はまた、欲を吐き出して。
ずっ…る…
「ン、ぁっ…」
ゆっくりと内より引き抜いた張コウの自身は、孔との合間に名残惜しむかの様な妖しく艶めいた白濁の糸を引き。
定まらぬ身体を自分に預け続ける郭淮を抱き締めながら、折り重なる様に横たえさせた。
「…無茶を、させたか?」
「…ふふ…もっと、感じさせて下さっても構わないのですけれどねえ。」
「言ってくれる…」
くすり、と。
嬌笑された意味は挑発か。
劣情を掻き乱されるそれに、貪る様な口付けを引き換えさせ。
「…ならば、応えてもらうぞ。」
「ええ、俺は幾らでも応えますよ…張コウ殿…」
そうして、行灯だけを照明とするほの灯りの中で再びに笑めば。
―――何が…花、と。
白に濡れた、紅潮の肢体が総て花にして華。
ただひとつ、深き闇を湛えた濡れ羽の黒髪だけが色を持たず。
しかし、持たぬが故に。
殊更に花が黒を飾り立て、際を持って欲を煽るのだと知らされる。
艶めく黒髪を、汗と共に梳いて。
今一度、口付けを落として重ねる合図。
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