予期せぬ侵入
「お前が神子か!?」
神託の光が射したすぐ後の事、突然ディザイアンのような格好をした者たちが聖堂に入り込んできた。
ルビーが居たのは逃げ場のない祭壇の間で、容姿や格好で神子と判断されていた。…こんな時の為の影武者だから否定はしない。
「…何者ですか?」
「答える必要はない!死ね!」
問答無用と言わんばかりに剣を振るう『神子の命を狙う者』にルビーは目を細める。
それから少しばかり大袈裟な動きで相手の攻撃を避けた。
「チッ!ちょろちょろと…!」
何時までも同じ攻防の繰り返しでは埒が開かない。そんな事を考えれば視線の先でワープ台が光った。
敵か、味方か
「魔神剣!」
「っな…ぐあぁあ!!」
放たれた攻撃は一直線に敵に向かった。攻撃をしたのは見覚えのない男性。そしとその後ろに続いて来たのは
「ルビー!大丈夫?」
「ね、姉さま?!」
ルビーの姉であり神子であるコレットだった。
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