お互い色々大変なんだね
チィ
「うん、有難う…おやすみ……」
(チィが完全に寝たのを確かめ)
瞬
「さて、と。これからコイツの分の食費とか、どうすっかな…。とりあえず、バイト探すか……」
【数週間後】
チィ
「この生活も随分慣れたんだなぁ〜」
瞬
「そりゃ良かったな。お陰で俺はクタクタだぜ…?」
チィ
「僕だって家事くらい出来るようになったじゃーん!」
瞬
「うるせぇ。お前の家事は見てて危なっかしいんだよ」
チィ
「ふーん!今に見てろよぉ!?瞬君が驚くような料理作って見せるー!!」
瞬
「せいぜい楽しみにしてるよ。ま、俺の親父の料理には届かねぇだろうけどな」
チィ
「…そういえば、瞬君のご両親って、会ったこと無いなぁ〜?」
瞬
「…──死んだよ。一年くらい前にな。突然の交通事故で…。俺だけ生き残ったんだ…」
チィ
「……」
瞬
「ま、今はふっきれはじめてるから、あんま心配しなくても良いからな?」
チィ
「……めんね?」
瞬
「あ?聞こえねーよ、なんつった?」
チィ
「何でもないよーっ!分かった!じゃあ何も心配しないよ〜」
瞬
「"何も心配しない"ってのが気に食わねーな〜?」
チィ
「自分の発言には責任を持つこと〜!」
瞬
「うるせぇ!大体、お前はもう少し俺に対して感謝の念ってもんを持ちやがれ!」
チィ
「持ってるじゃーんっ!」
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