初まり、始まり。
瞬ナレ
【なぁ、知ってたか?
初めてお前に会った時の、俺が感じた第一印象。
…最悪だったんだぜ?】
(ある日、下校中の瞬)
チィ
「こんちゃーすっ!」
瞬
「ぐぁっ!?(なんで…空から…人が!?)」
チィ
「君が一ノ瀬瞬くん、かなぁ!?」
瞬
「なぁ!?いきなり空から降ってきて、あげく俺の上に落ちて、ごめんなさいもなしに笑顔で話し掛けんなぁああぁ!!なんで空から降って来たんだよ、お前!?」
チィ
「えへへ、ごめんねぇ?僕チィって言うんだよ〜っ!よろしくねっ」
瞬
「お前の名前を聞いてんじゃねぇ!
ど・う・し・て!!空から降って来たんだって聞いてんだ!」
チィ
「えー…と。瞬君、信じてくれるかな?僕天使なの!テへ」
瞬
「…は?」
チィ
「だから、僕は天使なんです!テへテへ」
瞬
「………?」
(いきなりのことで混乱し、動きを止める瞬)
(チィは手を振りながら話し掛ける)
チィ
「瞬くーん!瞬君〜?」
瞬
「…お前、頭大丈夫?湧いたか?」
チィ
「お湯は沸騰してないんだな〜」
瞬
「その「沸いた」じゃねぇええぇ!!お前の頭は狂ってるのか?って聞いてんだ!」
チィ
「大丈夫大丈夫〜。至って正常健康万歳!それでね、僕天使なんだけど、お空から落ちちゃったの」
瞬
「ふーん…」
(全く信じてない)
チィ
「だからこれから、瞬くんと暮らすの!」
瞬
「はぁ!?」
チィ
「駄目ぇ…?」
瞬
「駄目に決まってんだろッ!?まったく…どこの子か知んねぇけど、変な冗談言ってねぇで、早く帰れよ。俺ももう帰る。じゃあな。二度と現れんなよ」
[*前へ][次へ#]
無料HPエムペ!