お祝い夢小説
LOVE Birthday 2
『う〜ん』
「おい、イチカ!!」
『ん?エー・・・ス?』
突然身体の上にのしかかった重みに重い瞼を押し開けると、そこには愛しい私の恋人
エースがいた
「お前・・・何寝てんだよι」
『なによ?寝てちゃ悪い??』
生憎、今私は限りなく眠い
エースの相手をするより、枕を抱いていたいのだが
「悪い」
『・・・ι』
あからさまに不機嫌な様子でエースがわたしを見下ろしてきた
『私眠いの』
時計を見ると、もう12時5分前だった
『あのね〜・・・私はあなた達のために疲れてるの!!・・・分かる?』
「・・・さっぱり分かんねェι」
『はぁ〜・・・毎年毎年、この時期は“大晦日だ〜!!”“新年だ〜!!”って言って騒いでるでしょ?それで肝心の元旦に死んじゃってる人が多いの!!だ・か・ら、そんなことにならないように一昨日からずっと1600人分の薬を作ってて、私はとっても疲れてるの!!・・・分かった?』
現に今も扉の外からは騒がしい音が聞こえる
どうせ明日には私の苦心の薬が重宝されることになるだろう
「オオ!!分かった!お前すげェな!」
エースが子供のように目をキラキラさせて私を見た
『分かった?じゃあどいて!』
「い・や・だ」
『ん゛〜〜なんでよ!!?』
分かったんなら退いてほしい
それが今一番の率直な私の気持ち
でもエースには通じなかった
『どうしてここにいたいの?』
「イチカと一緒に居たいから」
そう言ってエースはニッと笑った
『なっ//!!?』
「一緒に新年迎えようぜ!!」
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