お祝い夢小説
世界サイコー 2
1月1日
今日は彼のバースデー
私が知ってる男の中で
世界一、強く
世界一、男前で
世界一、食い意地はってて
世界一、バカで
世界一、誇り高い男――
『来る訳ないのに』
自宅のテーブルに乗せたリボンのかかった小箱を指で突く
その隣に置いたケーキを睨む
朝から3時間もかけて作ったケーキ
お昼から買いに行ったシルバーのバングル
わざわざ箱に入れてラッピングまでしてもらって
彼が来る確証もないのに
『ほんっと、バカみたい……』
私は溜息をつき、目を閉じた
エース、逢いたいよ
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