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龍の宝珠
(完結済)

あらすじが下部にあります。

●目次●
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.十一
12.十二
13.十三
14.十四
15.十五
16.十六
17.十七
18.十八[完]


摘花(てきか)は幼い頃、阿周(あしゅう)という男の子と仲良くしていた。
阿周は、役人である摘花の父の上司の令息であり、摘花は毎日のように屋敷に遊びに行っては遊んでもらっていたのだ。

だが、ある日突然摘花は、阿周が亡くなったと告げられる。
前日まで元気だったのに、と信じられない摘花だったが、現に、阿周は摘花の前に二度とあらわれることはなかった。

それから十年、摘花は父親の転勤で都に向かう。
そして、やはり都にいた阿周の父親のはからいで、皇后に仕えることとなる。

皇后には皇子が一人いた。
その聡影(そうえい)という世継ぎの皇子は、なぜか不思議なほど阿周に似ていたのだ。

阿周は死んだはずなのに…。

(2012年12月31日up)



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