アスカの行方
「ふぁ〜よく寝た・・・」
一方その頃、ヒロは昼寝から目覚めてリビングへと足を向けていた。するとそこには誰もいない。まさかと思い、アスカの部屋をものぞくがそこにもアスカの姿がない。慌ててヒロはチハルのいる隣の部屋へと駆け込んだ。
「おいハル!!ハル!!」
ドンドンとドアを叩く。するとかったるそうにしているチハルがドアを開けた。
「んだよヒロ。るっせぇーな」
「てめぇゲームどころじゃねぇーんだよ!!アスカがいないんだよ!!」
「んだと!?アスカがいない!?ちゃんと部屋んなか探したのかよ!!」
「ちゃーんと探した!!キッチンもトイレも風呂も部屋もぜーんぶ探した!!」
「だとすると、、、コンビニだな・・・」
「な、なんでわかるんだよ」
「アスカは一度寝て起きるとアイスを食べるだろ。お前キッチンの冷蔵庫の中空っぽだろ」
「・・・あぁ、確かに」
「じゃあさっそくコンビニに行くか!!」
「おう」
こうしてヒロとチハルはコンビニへと走って行った。
「あはははは、オリヴィアくん、って面白い!!」
「姫が笑いすきなんですよ」
そしてこちらはというとオリヴィアはアスカを背中に乗せてアスカの部屋へと向かっていた。まるで二人は付き合っているかのようだ。周りから見れば。すると反対側の廊下ではヒロとチハルが走っているのが見えた。
「ヒロく〜ん!チハルく〜ん!」
「「アスカ!?」」
ヒロとチハルは声をハモらせる。あれは二年のリーダー的な存在のオリヴィアだ。なんであの二人が一緒にいるんだ。そんな考えが二人の脳裏をよぎる。
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