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吉原 オリヴィア
「ふぁ〜よく寝た・・・」

 アスカはあの後30分後に起きた。リビングに行くと誰もいない。

「ヒロくんも、寝ちゃった、のかな?」

 するとアスカは部屋を出て寮にあるコンビニへと向かった。





 長い廊下をまたまた、はぁはぁと言いながら歩いているとドンっと誰かにぶつかってしまった。

「ご、ごめん、ね?だ、大丈夫?」

「ひ、姫!!俺です!!オリヴィアです!!」

「お、オリヴィアくん?・・・あぁ2年生で有名なあのオリヴィアくんかぁ!!」

「ところで、ひめ、ってなぁに?」

「俺が勝手にアスカ先輩を姫って呼んでるだけっす!気にしないでください!!」

 尻もちをついているアスカの手をとってオリヴィアはニコリと笑う。実はこのオリヴィア、アスカの熱狂的なファンで有名でもある。

「姫、これからどこに行こうとしてたんですか?」

「う、うん。コンビニにアイス買おうと思って」

「アイスなら俺の部屋にあります!」

「えっ、ほ、ほんとぉ??」

「俺の部屋に来ます?」

「じゃ、じゃあお邪魔させて、もらおう、かな」

 しめしめと思うオリヴィア。これからアスカは待ち受ける試練があるとも知らずに。

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