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番外論破
霧切「私達が苗木くん以外の」舞園「人が好きで」セレス「なにが悪いのです」
舞園「もしアイドルをやめるなら25までにですね」

霧切「あらどうしてかしら」

舞園「若いうちに子どもが欲しいからです」

霧切「ふぅん、でもあなたに好きな人なんでいたかしら」

舞園「いますよ、大好きな人!」

霧切「初知りだわ」

舞園「だってかっこいいしかわいいし、すごく優しいから取り合いになったら嫌ですから絶対に言いません」

霧切「あら...そう(まぁ知っているのだけどね)」

舞園「(霧切さんに桑田くんは絶対に渡しません!)」

セレス「なにを黙りながら見つめあっているのですか?」

舞園「あ、セレスさん。今好きな男の子の話をしていたのです」

霧切「それで誰が好きかって当てるゲームをしていたの」

舞園「いやいや!ゲームはしていませんから!」

セレス「ほぉ......」

セレス「(...気になる人)」

霧切「セレスさん、あなたにも好きな人がいるのかしら」

セレス「さぁどうでしょうかね」

舞園「この振りはいます、いますよ」

霧切「誰かしら...やっぱりいつも一緒にいる山田くんとか」

セレス「誰があんなラードを好きになりますか」

霧切「す、すごい言い様...」

舞園「せっかくいつも紅茶淹れてくれているのに」

セレス「山田くんは私の執事ですわ、ま、Dランクですので好きになる事はありえませんけど」

舞園「(でも執事ランクにはなったんだ...)」

セレス「では私がお二人の気になる男性を当ててみせましょう」

霧切「え」

舞園「エスパーじゃありませんしさすがに...」

セレス「ギャンブラーの洞察力をなめて見られたら困りますわ、紙とペンを使って当てましょう」

霧切「まさか本当に透視みたいな事するのじゃ」

舞園「それギャンブラーと関係ありませんよ」



セレス「出来ましたわ...では、まず霧切りさん」

霧切「(出来ましたわ...?)なにかしら」

セレス「1から7まで好きな数字を教えてください」

霧切「数字?じゃあ4で」

舞園「なにが始まるのでしょうか」

霧切「セレスさんの考える事はよくわからないわ」

セレス「では次に舞園さん、あなたはどの数字を?」

舞園「え...じゃあ3で」

セレス「わかりました、では少々お待ちください」

ガリガリ

霧切「なんか今、線を引く音がしたような」

舞園「気のせいですよ......多分」

セレス「わかりましたわ、あなた達の気になる人が」

霧切「教えてちょうだい」

セレス「まず霧切さんから...あなたが気になる人は、、、



大和田くんですね」

霧切「!!?」

舞園「そうなのですか...?」

霧切「...」

セレス「その反応は、当たりでしょうか」

霧切「そう...よ」

セレス「(ち、ちょっと!本当に当たっちゃった!?)」

霧切「ごめんなさい、疑ったりして」

セレス「フフッわかって頂けたら良いですわ」

舞園「いえもしかしたらたまたまかもしれませんよ...じゃあ私の好きな人は!」

セレス「まだ舞園さんは疑っているのですね、ではその疑いを晴らしましょう」

セレス「(確か舞園さんは桑田くんが好き、だけど...当たらなかったらどうしようか...)」

霧切「どうなのかしら...」

舞園「(もうあみだくじ丸見えなのですけど)」

ガリガリ

霧切「まさかセレスさん、エスパーだったなんて」

舞園「(違いますよ、運ですよ)」

セレス「わかりましたわ、舞園さん」

舞園「私の好きな人は誰でしょうか?」

セレス「舞園さん、あなたが気になる人は、、、」

霧切「」ゴクリ

舞園「(さすがに6分の1の確率...当てるのは難しいでしょう)」

セレス「桑田くん、ですね?」

舞園「」

霧切「桑田くん...桑田くん、かしら(まぁ知っているのだけど)」

舞園「」

セレス「(マジ?マジで当たっちゃった!?)」

霧切「あなたは桑田くんが好きなのね」

舞園「......はい」

セレス「これでわかって頂けたでしょうか(よし!よしよしよし!!)」

舞園「完敗です...(ばれちゃった...桑田くんは私だけのものなのに)」

霧切「あなたには驚いたわ(あなたの桑田くんの溺愛ぶりはみんな知っているはずよ。まぁ私には関係ないけど)」

霧切「(私は大和田くん一筋だから)」ドーン

セレス「だから言ったでしょう、ギャンブラーの洞察力をなめて見ないで欲しいと」

セレス「(このあみだくじすごい...)」

霧切「じゃあ今度は私達でセレスさんの好きな人を当てましょう、直感で」

舞園「そうですね!」

セレス「え」

舞園「直感で行きますよ、セレスさんが好きな人は、、」

霧切「えっと...」

舞園「んー...」

セレス「...」


舞霧「山田くん?」

セレス「だからさっき違ぇって言っただろぉぉぉがぁぁぁぁビチクソがぁぁぁぁぁ!!」

舞霧「じゃあ苗木くん」

セレス「はぁ、は...苗木くんは...Cランクですが恋愛対象ではありませんわ」

舞霧「十神くん」

セレス「いえ」

舞霧「じゃあ」

セレス「消去法じゃねぇかぁぁぁぁそれぇぇぇぇぇ!!!」

舞園「ま、まさか桑田くんじゃありませんよね...絶対に渡しませんから!」

霧切「大和田くんは私がもらうわ」

セレス「どちらも奪いませんって」

舞園「葉隠くんは確か朝日奈さんとお付き合いしてましたよね?」

霧切「それか報われない恋とわかっていても彼が」

セレス「それは違いますわ」

舞園「あ...」

霧切「あ...」

セレス「え?」

舞霧「ビンゴ」

セレス「あぁぁぁぁぁ!だから消去法やめろっつってんだろぉぉぉが!!」

舞園「来ました!来ましたよ!!」

霧切「セレスさんが好きな人は」

舞霧「山田くん」

セレス「それは違ぇってぇぇぇぇぇ!!」

セレス「ぜーはーぜーはー...」

舞園「石丸くん、ですね?」

セレス「はーはー...」

霧切「でも意外ね、あなたと石丸くんには共通点が全くないのに」

セレス「......ありますわ」

霧切「!」

舞園「一体、どんな共通点が」

セレス「髪の色と目の色、ですわ」

霧切「え...その髪カツラなんじゃ」

セレス「せめてウィッグと言ってくれません?ですが地毛も真っ黒です」

舞園「朝日奈さんに苗木くん、葉隠くんに腐川さん、不二咲さんは茶色。大神さんに霧切さん、十神くんは銀...」ブツブツ

霧切「確かに真っ黒、はあなた達だけね」


モノクマ「まぁ本当はもう一人いるんだけどさ」


セレス「山田くんは目の色は赤くありませんし、私と石丸くんだけ一緒なのです」

霧切「でも好きになったきっかけってそれだけかしら?まだなにかありそうだけど」

セレス「...」

舞園「気になりますねー」

霧切「好きな異性の話をするのってすごく女子会っぽいわね」

舞園「あ、じゃあ食堂でお菓子広げておしゃべりしましょうよ」

セレス「え...」

霧切「ふふ、たまにはこういうのも悪くないわ。セレスさんの石丸くんへの想いを存分に聞きましょう」

舞園「はい!」

セレス「(石丸くんが気になり始めたきっかけ...)」



セレス「」テコテコ

セレス「雨なのでしょうか、ウィッグの羽目ごこちが悪いですわ」グッグッ

セレス「あっ」クン

パサ

セレス「!!」あせあせ

石丸「む、どうしたセレスくん」

セレス「っっ、み、見ないでください!」

石丸「これは...髪の毛!?いつもセレスくんがつけている」

セレス「うぅ...」かぁぁぁ

石丸「ウィッグを、していたのか」

セレス「あ...はい(ウィッグって言ってくれた...なんか意外)」

石丸「そうか、なら大切な物だな。床に落ちてしまったから一旦綺麗にした方が良さそうだ」ヒョイ

セレス「...え?」

石丸「どうした?」パッパッ

石丸「あ、あぁはたいたら形が崩れてしまうか!?悪いな!」

セレス「笑わないのですか...?」

石丸「笑う、とは」

セレス「私ってみなさんとはだいぶ違った趣味を持っていますし、だから服装も髪型も変わっていますから。でもその髪がウィッグだった、なんてみなさんに知られたら...笑われちゃいます」

石丸「セレスくん...」

セレス「私、本当はおかっぱなのです。おかしいですよね...この髪型から縦ロールなんて」ウルウル

石丸「全くおかしくない」

セレス「...っ」

石丸「人それぞれ趣味があるのだからそれは全くおかしくない事さ、こういう格好が好きだから少しでもそれに近づこうと自分を磨く。すごく素晴らしい事だ」

石丸「あと、いつもの髪型も、地毛も良く似合っているから...安心するんだ」ニコ

セレス「...」

石丸「もっと自分に自信を持つと良い、君はギャンブラーだろ?常にポーカーフェイスを保っていなければいけないのに泣いてしまっては綺麗な顔が台無しだ」

セレス「石丸、くん...」

石丸「さ、早く戻りたまえ。皆に見られるのは嫌だろう」

セレス「はいっすみません...」スック

石丸「これからも自信を持ってその格好をすると良い、セレスくんにとても似合っているのだから、な!」

セレス「...」

セレス「ありがとう、ございます」




セレス「あの日からウィッグが取れた事は一切話しませんし、今でもちょくちょく声をかけてくれる...更にウィッグで幅が広いからかレディファーストが多いですし」

セレス「はぁぁ...石丸くん、素敵ですわ」ウットリ

舞園「セレスさーん!宇都宮餃子味のポテチがありましたよ!」セッセッ

セレス「何故それをワザワザ私に報告するのです」

霧切「たくさんあったわ、これで良いわね」

舞園「セレスティアさんっ!女子会ですよ、女子会!」

霧切「このフレーズを現役アイドルのあなたが言うとリアルだわ」

セレス「(なんでこんな事に...私は影でこっそりと石丸くんにキュンキュンしていたいだけなのに)」

霧切「ズバリッ彼のどこに惚れたのかしら」餃子ポテチぱりんむ

セレス「全てです」ぱりんむ

舞園「なぁぬ全てですって!?」

セレス「見た目から中身まで...あなた達もでしょう?」

舞園「もぉー当たり前じゃないですかっ桑田くんは見た目もかっこいいだけではなく、かわいい所もたくさんありますしもちろん中身もいかにもチャラチャラを目指している高校生ーって感じでかわいいし、でも時には真剣な姿も見せてくれて!だらしない姿もがんばっている姿ももう!あとああ見えてかわいい物好きなのですよーもうったまりません!!」

霧切「それなら大和田くんもそうよ、いつもは番長って感じで強がっていてそんな姿も素敵だけど実は大の犬好きでね、愛犬の話を始めると止まらなくなっちゃってそこがもうたまらないわ。あと結構涙もろくって感動物に弱いみたいでその時の涙ぐむ姿と言ったらもう...隣でハンカチで涙を拭ってあげたいわ、なんならそれで鼻をかんで欲しいぐらいね」

舞園「むーっなら私は桑田くんが授業中に居眠りしててこのままだったらヨダレ垂れちゃうから顔の下に敷いて下さいって言ってハンカチを桑田くんのヨダレまみれにしますよ!」じゃが●こぱりんむ

霧切「あら、私なら大和田くんがトレーニングをしていてすごく汗まみれになった所を汗一滴残さず拭いてあげて洗濯せずに箱に入れて永久保存するけど?」

セレス「(こいつらキチガイだ...)」●レオぱりんむ

舞園「セレスさんならどんなハンカチシチュエーションが良いですか?」

セレス「ハンカチシチュエーションって...

石丸くんがついハンカチを忘れてしまって貸してあげたら次の日に洗って返してくれて、ハンカチから柔軟剤の香りの中に微かに石丸くんの香りがする、みたいな」

霧切「なにそれずるいわ!」じゃが●こぱりんむ

舞園「私なら柔軟剤どころかっ桑田くんのにおいだけでも良いです!」

セレス「いや、ですから相手の香りだけでなくて柔軟剤の方が強いですけど、微かに相手のが、香る所が...キュンと」

舞園「なるほど...セレスさんは意外と乙女チックな趣味を持っているのですね」餃子ポテチぱりんむ

セレス「意外ってどういう意味ですか」

霧切「じゃあもし石丸くんが窮地に追い込まれた時に、あなたはハンカチを貸すかしら?」

セレス「窮地?」●レオぱりんむ

舞園「もしモノクマに変な事されて、今にもはちきれそうになっている時に...私ならもちろん貸しますけど!そして洗いませんけど!」

霧切「私も舞園さんと同じね」

セレス「だからその、窮地とかはちきれるとか、どんなシチュエーションですか?」

舞霧「オーガ●ムだって!!」

セレス「...はい?」



舞園「桑田くんってーおしゃれとか好きじゃないですか」じゃが●こぱりんむ

セレス「確かにそうですわね」

舞園「それで桑田くん、昔結構ぽっちゃりしてたみたいなんですけどおしゃれしたいからって事で頑張って痩せたらしいのですよ、でも...そんな小学生桑田くんもすっごくかわいくって!もう!」

舞園「写真もらっちゃいましたよ」スマホジャーン

霧切「それは気になるわね」餃子ポテチぱりんむ

舞園「確かー桑田くんフォルダに」

セレ霧「(桑田くん、フォルダ...?)」

舞園「ありました...っふあぁ何回見てもかわいい!」

セレス「あら、確かにかわいいですね(この頃から髪赤かったんだ...)」じゃが●こぱりんむ

霧切「この頃は素直でかわいい無垢な少年だったのに今では........」

舞園「今でもかっこよくてかわいいですよぉ!!」

セレス「夜の自室でいやらしい本を読んで淫らな事をしたり、男性達で集まって猥談をしたり...」

舞園「なら石丸くんと大和田くんもいるじゃないですか」

霧切「ち、ちょっと!大和田くんが猥談で照れたりしていたらかわいいじゃない!!」

舞園「ほらやっぱりー」●レオぱりんむ

セレス「い、いいっ石丸くんがっ自室であんな事や、こんな事...!」ワナワナ

舞園「ギャンブラーさん、顔にすごく出ていますよ」

霧切「まぁ話は戻って...それなら私も大和田くんの幼少期写真があるわよ。義理のおに....大亜さんと一緒にきゃっきゃっしてる、ものすごくかわいい写真」ガラケージャーン

セレ舞「(今義理のお兄さんって言いかけた)」

霧切「ほらっ」

舞園「っわぁかわいい!すごくかわいいじゃないですか!!」

セレス「これは...素晴らしい笑顔ですわ」

霧切「でしょ?」ドヤァ

セレス「大和田くん、結構顔が女性寄りですから女の子みたいですわ」

霧切「でしょでしょ?」胸張りー

舞園「悔しいぐらいにかわいいですね...よしっ私ももっとかわいい桑田くんの写真漁りますよ!!」

セレ霧「(漁る、だと...?)」

舞園「あ、そういえばセレスさんは石丸くんの写真はないのですか?」

セレス「え」

霧切「一枚くらいは持っているのじゃ」

セレス「あの...(携帯自体持ってない、なんて言えない)」

霧切「それは持ってない、と言う顔ね。でも安心しなさい。私が大和田くんを盗さ...モデルとして撮らせてもらった時によく石丸くんも写っているからあげるわ」

セレス「(今明らかに盗撮って言いかけた)」

舞園「私も!桑田くんを盗撮する時によく石丸くんも写るのですよー」

セレス「(堂々と言いやがった)」

セレス「そ、それは嬉しいですが...しかし(携帯ないし...ばれちゃう)」

舞園「そう言わずー、ね?」

霧切「最近の携帯は印刷が出来るって言うし、してあげるわ」

セレス「あ....それなら」

セレス「(よっしゃぁぁぁ!私の時代来たぁっ!!)」

お菓子は全部食べました。

霧切「これはー二人がサウナ我慢対決後にお互い励まし合いながらばててる写真(はぁぁ...大和田くん素敵)」

セレス「なかなかに良い写真ですわ(ふわぁぁっ石丸くぅぅぅん!清多夏さぁぁぁん!!)」

舞園「こっちはー、桑田くんとビリヤードをしてて桑田くんに手取り足取り教えてもらっている石丸くんですよ(私も桑田くんに触ってもらいたいですよぉぉっ)」

セレス「ふふ、ビリヤードは不慣れなのですね(困ってる石丸くんぁぁっ今日から石丸多恵子になるぅぅぅ!)」

舞園「他にもありますけど、とりあえずまずこの二枚印刷しましょうか」

霧切「そうね」カチャカチャ

セレス「」ワクワク

舞園「(顔に出るぐらい嬉しいのですね、その気持ちわかりますよ)」

霧切「(例え報われない恋とわかっていても、好きな人はずっと見ていたいものね)」

霧切「(私はまだ...希望の光があるから頑張らなきゃ)」

朝日奈「あれーなにしてるの?」

舞園「あ、朝日奈さん」

セレス「ち、ちょっと印刷を...」

朝日奈「宿題の?」

セレス「あぁ見てはいけま」

朝日奈「なにこれぇ、石丸と大和田?」

霧切「(あ、ヤバイ)」

舞園「(バレちゃいました)」

セレス「は、はは...そうですわ」



朝日奈「セレスちゃんも恋してるんだ!かわいいー」

セレス「そ、そんなんじゃっ」

舞園「変な事ではありませんしもっと堂々と石丸くんが好きでいても良いと思いますよ」

朝日奈「だって腐川ちゃんだって報われないってわかっていても堂々と十神の事好きだし...」

舞園「私も、桑田くんとは付き合えないってわかっていても...彼が大好きですから」

セレス「...みなさん」

舞園「だからっセレスさんも堂々と石丸くんにゾッコンになりましょう!」

セレス「そう、ですよね」

朝日奈「(舞園ちゃんはちょっと異常だけど)今しか出来ない恋愛はしておくべきだって!私も色々応援するからさ」

セレス「はいっなんか、元気出ました」

舞園「お互い悔しい同士(桑石的に)仲良くしていきましょうね!」

セレス「ふふ、よろしくお願いします」

朝日奈「そういえばなんでさっき写真印刷してたの?」

舞園「石丸くんが写ってる写真を霧切さん選んで印刷していたのですよ、セレスさんにあげようかと」

朝日奈「なるほど...(って、どうやって入手したのさ!盗撮!?)」

セレス「霧切さん、現像出来たでしょうか」

朝日奈「あー...そういう感じのなら私もあるよ。葉隠写ってるけど良い?」

セレス「!ありがとうございます!!」

舞園「良かったですねー」


セレス「」ウットリ

霧切「ねぇ朝日奈さん」

朝日奈「なーに?」

霧切「好きな人と実際に付き合うのって...ど、どんな感じなのかしら」

朝日奈「んー........じゃあさ、私達って普段は友達みたいな感じで接してるじゃん?」

舞園「はい」

朝日奈「でもねぇ、二人きりなると...葉隠がすごく甘えてくるんだよ」

舞園「甘えるとは、どんな感じで」

朝日奈「羽交い締めしてきたりペタペタ触ってきたり、雰囲気によってはキスとかかな。あーなんか話すの恥ずかしいなぁ」

霧切「なんですってぇぇぇ」

舞園「ずるいですぅぅぅ」

セレス「」ウットリ

朝日奈「誰もがそういうわけじゃないんだけど男って意外と甘えん坊だからさ(その康比呂がもう!たまらないの!)」

舞園「桑田くんが...」


桑田「誰もいねぇし、ちょっとぐらい良いだろ?」ぎゅっ


舞園「はい!ごちそうさまでした!!」

朝日奈「!?」ビクッ

霧切「(大和田くんが二人きりになった瞬間に無言で後ろから抱きしめてきて、後ろから優しくキスをしてきたら)」

朝日奈「き、霧切ちゃんヨダレ垂れてるけど...大丈夫?」

セレス「」ウットリ

舞園「セレスさん!」ガバッ

セレス「たえっ!!?」ビクッ

舞園「もし石丸くんが、セレスさんと二人きりになった瞬間に後ろから抱きしめてきてくれたらどうしますか?僕は不器用だからこういう事しか出来ないから、とか言ってきたらどうしますか!?」

セレス「え........」

石丸清多夏が甘えてくる 》カチ

ドキューン!!

セレス「」

霧切「セレス、さん?」

朝日奈「セレスちゃーん?」

セレス「な、な」

セレス「ななななな!!」脱兎

舞園「行っちゃいました...」

朝日奈「(写真はちゃんと持って帰ったね...)」

霧切「さすがのギャンブラーでも好きな人には敵わないのね、ポーカーフェイスが保てていない所が態度に出ているわ」

朝日奈「あんな焦るセレスちゃん初めて見た」

舞園「(桑田くんと二人きりになって、楽しみたいです...)」

霧切「そういえば朝日奈さん、あなた葉隠くんと付き合っているのならそれなりの写真がもっとあるのでは」

朝日奈「そ、それなり!?」

舞園「キス写真とかイチャイチャ写真とか、裸の写真とかー」

朝日奈「いやいやさすがに...って勝手に漁らないでってぇ!」

霧切「な!これはぁっ」

舞園「寝転がりながら写真!」

朝日奈「あーもーやめてぇっ!!」かぁぁぁ


セレス「石丸くん...あ、はぁっ清、多夏、くぅ...ん」クチ、クチ


翌日

セレス「(石丸くんの写真で...あんな事してしまった)」ポカーン

セレス「はぁ...ポーカーフェイスを保てていられないなんてギャンブラー失格ですわ、もっと落ち着かなければ...ん?」


朝日奈「ほーらー朝なんだからシャキッとしてー」

葉隠「くあぁ眠いべぇ...」

セレス「朝日奈さんと葉隠くん...」

葉隠「んんんじゃあ葵っちのおっぱい揉ませるべ」

朝日奈「バ、バカァ!それは、夜までお預けっ」

チュッ

セレス「ま」

葉隠「んみゃぁぁ葵っちの唇頂きましたぁっ」ガバッ

朝日奈「ふふ、元気になったねー」


セレス「........リア充...」ボソ

セレス「(リア充爆発しろ!ビチクソがぁっ!!)」

霧切「あなたも見ていたのね」

セレス「いつの間に...」

霧切「自室から出てきたら見てしまったのよ。


あれはつまり、リア充爆発しろってやつね」

セレス「えぇ、まぁ(弾き飛べ!)」

霧切「昨日は大和田くんの写真で久しぶりオ●ニーをしたわ」

セレス「え」

舞園「みなさんまた集まってなにしてるのですかー」

霧切「朝日奈さんが朝から葉隠くんとイチャイチャしてたから爆発しろって呪文唱えたのよ」

舞園「リア充爆発ってやつですね!よしなら私もー」

セレス「(私も石丸くんの写真であんな事した、だなんて言えるわけない...)」

舞園「リア充さんっ!爆発ですよ、爆発!」

霧切「ギリリ...大和田くんのリーゼントマフマフしたい」

舞園「あーっなら私は桑田くんのヒゲをマフマフします!」

セレス「みなさん(愛情表現は異常だけど)本当に彼らが好きなのですね」

セレス「でも私は....


やっぱり石丸くんが一番ですわ」

絶望性:ヒーロー治療薬流れておしまい。


おまけイズム

葉隠「なーお前ら」

大和田「あ?」

桑田「なんだ」

石丸「ね?」

葉隠「なんだこのテンションは...まぁ良いや。この学園内で女の子、なら誰が一番かわいいと思う?」

桑田「いいんちょ!」

石丸「あ...あのそれはとても嬉しいが質問は女子、だぞ」

大和田「女か...」

葉隠「まっ俺はもちろん朝日奈っちだけどなー」

和田桑「へいへい」

葉隠「な、なんだべその反応!」

石丸「まぁま...僕は、んー」

桑田「女なら舞園ちゃんっしょ!アイドルだからスタイル良いしかわいいしー」

大和田「でもアイドルってのでなーんか近づきたがたいんだよなぁ...かわいいのは認めるけどよ」

葉隠「あーなるほど」

桑田「舞園ちゃんなめんなよ!」

葉隠「朝日奈っちもな!!」

石丸「ま、まぁま...」

大和田「兄貴はどうなんだ?」

石丸「僕は........セレスくん、だな」

桑田「えっなんか意外」

石丸「まぁ色々とあってな(桑田くんには悪いが、前にセレスくんの本当の姿を見た時に...ときめいてしまったからな)」

葉隠「ふーん、セレスっちって男どころか他の人間に興味ないって雰囲気あるよな」

石丸「そ、それは違うぞ!」バッ

葉隠「だべ!?」ビクッ

大和田「ど、どうしたんだよそんなムキになって...」

石丸「セレスくんにも、彼女なりに良い所あるし...だから」

桑田「ふぅーん」ニヤニヤ

石丸「な、なんだね!?」

桑田「いいんちょ、優しいじゃん」ニヤリ

大和田「そりゃあ兄貴だからな」ドヤァ

桑田「お前褒めてるんじゃねぇって」

葉隠「と、とりあえず悪ぃ石丸っち...」

石丸「いや良いのさ、これで葉隠くんもセレスくんの良さをわかってくれれば良いのだし」

桑田「じゃあ大和田はー?」

大和田「お、俺か」

石丸「兄弟か、誰が好みなのだ?まさか...」

葉隠「大和田っちは、ねぇ」ニヤリ

桑田「あーそーかそーか」ニヤニヤ

大和田「...んだよ」

石桑葉「霧切(くん)」

石丸「かね?」

桑田「っしょ!」

葉隠「だべ!俺の占いもそう言ってる!!」

大和田「だぁぁっもう黙れ!」


大和田「(まぁ、そうなんだけどな...)」

おしまい。

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