[携帯モード] [URL送信]

青鬼四人組の学校生活とか妄想したら共感者欲しくなった
実はこんなんだった



注意!
超非公式脱出物語です。
原作の雰囲気やイメージを崩したくない方は読まない方が身のためです。ご了承下さい。








卓郎「結構綺麗な館だな」

美香「だねー住みたいぐらい」

たけし「お、おいもう帰ろうぜ・・・」

卓郎「なんだよたけし、ビビってんのか?」


ガシャンッ

たけし「お、おいもう帰ろうぜ!」

ひろし「化け物なんていないでしょう、常識的に考えて・・・


僕が見に行ってきますのでそれまでに皆さん一発芸でも考えてて下さい」

卓郎「はいよー気をつけてな」


美香「なにしようっかな」

たけし「お前ら、よくそんな普通にしていられるな」

卓郎「俺超テンション上がってて普通じゃないよ」

美香「こういう所ってワクワクするよね」

たけし「ダメだこいつら早くなんとかしなければ」


ギシ


美香「ん?」

ギシ、ギシ


卓郎「なんの音だ」


ガチャッ

たけし「え」


てんてれーん

青鬼「やぁ」

たけし「ひぎゃああああああああああ」

卓郎「出たな化け物め!これでひろしにマジで化け物がいるって胸はれるぜっ」

たけし「ひいいいいいぎゃああああああああああああ」

美香「お目目大きくてかわいいね!」


青鬼「じー」


卓郎「え?」


青鬼「もしゃ」





美香「いやあああああああああ!!」

青鬼「ガリガリガリ」

たけし「おわぎゃあああああああああああ」




卓郎「髪の毛喰われたあああああああああ」

美香「卓郎!卓郎大丈夫!?」

卓郎「四年かけて伸ばしたのに・・・」

たけし「卓郎が暗くなった・・世界が破滅するうううううう」


青鬼「もしゃ」


卓郎「ひやあああああああああああ!!」

たけし「あびゃああああああああああああああああ」




美香「私のストラップ食べられたああああああ」

卓郎「美香しっかりしろ!」

美香「う・・・くっ、抽選で当たった、ストラッ・・ひっく」


たけし「ど、ど、どうやらこいつ!俺達の努力の結晶を喰おうとしてやがる!!」

卓郎「だから俺が頑張って伸ばした髪も・・・」

美香「うぇぇ欲しくてずっと応募して頑張って手に入れたのにぃ」

青鬼「ふひひひひ」



卓郎「ったけし!気をつけろ」

たけし「え?え!?ちょ待っ」




青鬼「ガリッ」


美香「あ・・・」


青鬼「ガリッゴリッ」







たけし「俺のスティックがああああああああ」

美香「わああああああああああ!!」

卓郎「これは辛いな・・・」


青鬼「歯ごたえあっておいしかったよ」

たけし「あ、あ・・俺の、相棒・・・もうドラム叩けな」


ドサッ


卓郎「たけしいいいいいいいいい」

美香「ちょっと!あなたブルーベリー色で顔かわいいからってそれはないでしょ!?私と卓郎は兼部してたけどたけしくんは食堂の手伝いで出来なくてずっと軽音一筋だったんだよ!このスティックだって手伝いで頑張って貯めたお金で買ったんだよ・・・ひどいよ、こんなの」

卓郎「そうか、たけしそういうエピソードがあったのか。かわいそうに」

美香「スティックは本当らしいけど兼部はわかんない」


卓郎「わかりづらい嘘はやめろwww」


青鬼「きみの服美味しそう」

美香「な、なに?」

青鬼「パクッ」


美香「きゃあああああああスカート破れちゃう!!」

卓郎「良いぞもっとやれ巨じ(ry」



美香「とにかく逃げようよ」

卓郎「美香さん頭がすごく膨らんで痛いよ」

美香「自業自得です」

卓郎「それにしてもたけしなかなか起きないな」

美香「よほどショックだったんだろうね、ねぇ卓郎サッカー部兼部してるなら靴でもぶつけてよ!」

卓郎「その手があったか、ぶつけて痛がっているうちに撒こう。


瞬きすんなよ?オレ様の達人技、見せてやるからよぉ。そーい」


ポーン


美香「すごい見事顔面に!」


パクッ


卓郎「ちょ」

青鬼「もしゃもしゃ」

美香「あ」

青鬼「靴うめぇ」


卓郎「俺帰れんくなったwwww」

美香「まさか靴まで喰べるなんて」


卓郎「しょうがない、喰ってるすきに撒こう」






美香「はぁっはぁ」

卓郎「美、香・・狭い」

美香「しょうがないよクローゼットに三人も入ってるんだから」


ガチャ


卓郎「(来た!)」

美香「(早く、早く出てって・・)」


ガチャ


美香「・・・行ったみたいだね」

卓郎「髪の毛と靴を失った俺はどうすれば」

美香「短髪の卓郎も似合うよー」

卓郎「おっ美香がそういうなら良いか!」

美香「フフ、卓郎ったら」



卓郎「と、俺達がイチャイチャしてもたけしは起きないな」

美香「どうしようっか」

卓郎「じゃあたけしだけここに置いてくか。安全だしな」

美香「そうだね、さっきの化け物の様子見ながらまた見に来れば良いしね」

卓郎「よしっじゃあ俺達はちょっとこの館を探険するか。くれぐれも気をつけろよ」

美香「はーい!」






ひろし「皆さんどこに行ったのでしょうか。さっき悲鳴が聞こえた気がしましたが・・・ん?」



ひろし「人影?にしては大きいような」


ガチャ

ひろし「開きませんね」

ガチャガチャ

ひろし「開かないともっと気になるじゃないですか」

ガチャガチャガチャガチャ
カチャッ

ひろし「!開きましたね、どれどれ」




青鬼「よっす」


ひろし「・・・」

青鬼「ん、お兄ちゃん美味そうだね」


ガシッ


ひろし「・・・・」ワナワナワナ

青鬼「喰べちゃうよ」



ガバッ



ひろし「かわいいっ!!」

青鬼「?」

ひろし「ご当地キャラクターみたいで、か、か、かわいい・・・っ」

青鬼「お兄ちゃん、我が気に入ったのかね」

ひろし「!」

青鬼「ブイサイン」

ひろし「たた、た、たけしくんと並べて・・写真撮りたい・・・」


青鬼「たけし?あぁさっきいたやつか」

ひろし「ちょっと待って下さいね、携帯に電話してみます。ピポパっと」

青鬼「けいたい?」



ひろし「出ませんね・・・探してきます。また会える時まで、写真撮らせて下さいね!」


青鬼「好かれてしまったな、でも・・・あのマフラー美味しそうだったから喰べたい」






ひろし「たけしくーん、と皆さんーどこにいるのですか。あちこち鍵しまっていますし、あとは三階ですね」


ガチャ

ひろし「ここは開くのですね、おや鍵が・・親切に図書室の鍵と書いてありますね」

ガタッ


ひろし「?クローゼットが揺れましたね」


ガチャッ



ひろし「たけしくん!探しましたよ」

たけし「ガタガタガタガタガタガタガタガタ」

ひろし「・・・他の皆さんは?」

たけし「ガタガタガタガタガタガタガタガタ」

ひろし「・・・?」


ひろし「(さっきから体育座りしながらガタガタしていますが、どうしたのでしょうか・・今はそっとしておいてあげましょう)」


ガチャッ






ひろし「また会えましたね、巨人さん」

青鬼「今度こそ喰わせろー」

ひろし「まぁま、これでも読んで落ち着いて下さい」

青鬼「・・・美味しいギョウザの作り方?」

ひろし「たけしくんはちょっとお取り込み中だったので他の皆さんを連れてきますよ」

青鬼「え、ちょっと!?また逃げられてしまった・・」




ひろし「えっと、背高順ですから中指が・・・」


ガチャッ

卓郎「ひろし、無事だったか!」

ひろし「卓郎探しましたよーどこにいたのですか」

卓郎「悪い。ひろしが物音がした部屋に行った後に化け物とあってな、それから逃げて・・」

ひろし「卓郎達もあの巨人さんに会ったのですか!?」

卓郎「あ、あぁでも気をつけろよ。あいつ俺達を狙ってやがる」

ひろし「あんなにかわいい生物なら構いませんよ!」

卓郎「え」


ひろし「あ、そうだ。出入り口ってどうなりましたか?僕達誰にも言わずにここに来てしまったので夜遅くなったらアレですし」

卓郎「その出入り口なのだが、


俺達、閉じ込められたみたいなんだ」


ひろし「閉じ込め、られた?」

卓郎「あぁ、俺達逃げられないんだよ。かなりヤバイよな」

ひろし「はぁ・・・」

卓郎「こういう本格的にヤバイ状況ってワクワクしない?」

ひろし「全く持って共感です。今言いかけたぐらいです」

卓郎「生死に関わる闘いほど燃えてくるよな!」

ひろし「フフ、今回は気が合うようですね」

卓郎「しかし気をつけろよ。あいつら俺達の努力の結晶を狙ってやがる」


ひろし「努力?」

卓郎「俺も髪を喰われた、靴まで喰われた」


ひろし「確かになんか髪が短くなったなって思ったら・・・じゃあ僕もなにか喰べられちゃいますね」

卓郎「マフラーとか喰われるかもしれないから気をつけろよ」

ひろし「!そ、それだけはダメです!カバンの中にしまっておきましょうか」

卓郎「(こんなに焦ってるなんて、自分で頑張って編んだのか大切は人から貰ったんだな・・ひろしもかわいい所あるじゃないか)」


ひろし「良し、と。では僕はこの謎を解いてから他を回って見ます」

卓郎「わかった、俺も他を回ってくるよ。くれぐれも気をつけろよ」



ひろし「えっと・・・中指の次が薬指で」






ひろし「あ、美香さん。ここにいたのですね」

美香「!!ひろしくん・・・無事で良かった」ビクッ

ひろし「さっき卓郎とたけしくんもいましたよ、たけしくんに関しては震えてましたが」

美香「(震えてる?)そ、そうなんだぁ・・」

ひろし「僕と一緒に出口を探しましょう」


美香「!!」ビクッ


ひろし「さっきからどうしました?」

美香「い、嫌よ」

ひろし「え?」

美香「だだ、だって!廊下には化け物がいるしっえーとえーと・・・」

ひろし「僕が着いていますから」

美香「嫌ったら嫌!私化け物怖いから!!」

ひろし「でも出口」




美香「卓郎・・・」


ひろし「卓郎?」

美香「卓郎・・・」

ひろし「卓郎向こうにいましたから一緒に」

美香「卓郎・・・」

ひろし「巨人さんなら僕が話して」

美香「卓郎・・・」








ひろし「わかりましたよ、会えたら連れて来ますよ。卓郎がいたら信頼出来ますもんね」



ガチャン


ひろし「ひどいですねぇ、あんな事言われたら僕だって傷つきますよ」







美香「あっぶなああああああああ」


ガサガサ←ベッドの下から

美香「さっき図書館で●ビー文庫たくさん見つけて過激な物ばかりあったから楽しく読んでいたらいきなりひろしくん来たからびっくりしたよ・・・ひろしくんにキツく言っちゃったし、後から謝らなきゃ」





ひろし「円盤で追いかけっこですかね?ちょっと動かしてみて・・」


ガチャッ


青鬼「ひゃっほーう」

ひろし「あ、また会えましたね!」

青鬼「って、マフラーは!!?」

ひろし「捨てちゃいました。暑かったので(本当はカバンの中ですけど)」

青鬼「捨てるってお前、もったいないな・・・」


ひろし「とにかくあなたとみんなで写真を撮りたいのですがなかなか会っても連れてこれなくて、あっ卓郎連れてこれましたね・・・」

青鬼「あぁ卓郎なら喰ってやったよ」



ひろし「え」

青鬼「おいしかったよ」

ひろし「髪の毛、ですか?」

青鬼「それは最初の話。さっきあったから楽しく追いかけっこしてると見せかけて喰ってやった」

ひろし「ま、まさか・・体に少しついてる液体って」

青鬼「細かく言うとアレだ、真っ赤でツブツブな所がおいしかった」



ひろし「・・・・あ・・・」

青鬼「だから、今度はお前だ」


ひろし「卓郎と、イチゴ食べました?」





青鬼「何故わかった!?」

ひろし「最初お皿が割れたのを見に行ったついでに冷蔵庫チェックしたらあったのですよ。それで練乳もあったので確か卓郎がイチゴ練乳が大好きとか言っていた気がしたので卓郎が食べてた所を食べたのじゃないですか?それなら卓郎と一緒に食べたのではなくて卓郎のを横取りしたと言う事ですね」

青鬼「よくそこまでわかったな・・」

ひろし「と言うか卓郎も十分な盗みになりますけどまぁそれは良いとして。卓郎探して来ます!あとたけしくんの様子も、早く写真撮りたいからですね」

青鬼「おい、ちょっ待」





たけし「・・・ん・・」


たけし「ココ、どこ?暗い・・・」

ガチャッ


たけし「確かー館に来て・・なにしてたんだっけ?なんかいつの間にか寝てて、一人でホラー映画を観にいって泣きそうなのを必死に堪えた夢見たのは覚えているんだけど。あれ胸ポケットからケータイ落ちてる、しかも不在着信・・ひろしか、出れなくて申し訳ない」

たけし「でも・・なんで俺体育座りしながら寝てるんだ?まぁ良いか、よいしょっと」


ガタッ


たけし「・・・ひろしの家か?ならちょっとトイレ借りたいんだけど」


スタスタ
ガチャッ


たけし「あれーひろしん家ってこんな部屋たくさんあったっけ?良いや、一階まで降りよう」



たけし「えっと、トイレはー・・あっちか。やたら長い廊下だな、ひろしん家ってこんな家のつくりだっけ?」





卓郎「うっぐ、っ・・俺のイチゴォ・・・」

たけし「あ、卓郎!・・・ってどうしたんだ泣いちゃって」

卓郎「あっうったけしいいいいいい巨人があぁ」

たけし「巨人?」

卓郎「巨人がぁぁぁあ俺のイチゴ取ったぁぁぁ」

たけし「巨人がイチゴ?」


ビクッ


たけし「そそ、そうか、ここ、色々喰う巨人の、館、だった」

卓郎「ど、どうしたたけしぃ・・・」

たけし「多分イチゴは、卓郎の好物だからワザと食ったんだ。そうだ、ヤバイ」

卓郎「さっきから震えて顔が青ざめているが大丈夫か?」



たけし「し、し、しし小便もらしそう」


卓郎「なら俺の口の中でしろ」

たけし「するかwwああああしゃべると出るあああwwww」

卓郎「じゃあこの優しい俺がさっきトイレを見つけたから連れて行ってあげよう」

たけし「お、お願い・・・」

卓郎「まぁ本当は俺の[ティン]の中でしても良いんだぞ」


たけし「ブッ!笑わせんな微妙にもれただろ!!」





ひろし「なかなか皆さんいませんね・・・停電や暗号、さらに変な虫が出てきてテンションマックスなのですがどうしても皆さんがいないですね。さっきの頭がとれた人形、かわいかったので写真撮っちゃいました。皆さんに早く見せたいですねー」

ひろし「おや、南京錠でしまっていますね。開けましょうか・・・中は暗いですね、ライターで」



たけし「!ひろしか、びっくりさせんなよ・・へへ」

ひろし「たけしくん!起きたのですね、良かった無事そうで」

たけし「あぁ、だけど俺達は閉じ込められたままだ」

ひろし「まぁそうですね(そこがスリル満点で良いですけどね)」

たけし「俺が、俺がこんな所行こうって言わなかったらこんな事にならなかったのに・・」

ひろし「たけしくん?」

たけし「俺なんか、俺なんか・・・



うわあああああああああああ!!!」

ひろし「あったけしくん!・・・僕はこんなマンガのような体験が出来たからお礼を言おうとしたのですが、なにかあったのでしょうか


しかもここへ行こうと言い出したのは卓郎ですよ」


※本当はたけしさんです。


たけし「言えねぇ、言えねぇよ・・・あの巨人がもらしそうな俺の[ティン]を[ティンティン]して俺に[ティン]させたとか、あの巨人がそんな歩く18禁とか言ったらみんな怒るだろ・・・っ」


たけし「俺まだ・・中学生なのに!!」

たけし「とにかく、落ち着くんだ俺。クローゼットの中で考えるんだ。俺がさっきなにをされたか、真っ暗な部屋のクローゼットなら誰も俺に気づかないはずだ」






青鬼「うおおおおおなにか喰わせろおおおお」

ガッシャガッシャ

ひろし「人間である僕が鉄格子の牢屋まで追い詰められ、そこで未確認生命物体がその鉄格子を壊そうと揺らしている・・・なんて素晴らしいシチュエーションなのでしょうか!!」

青鬼「せめてそのメガネ、メガネ喰わせろ!」

ガッシャガッシャ

ひろし「はあぅぅ・・興奮しすぎてぼ、ぼっきしちゃいましたぁ・・・」


青鬼「ぶはっぶ」



ひろし「なーんてね」


青鬼「な!?ときめいちゃったじゃないか」


ひろし「そういえばさっきキッチンへ行ったら鍋に火がついていましたよ」

青鬼「あ!スパゲッティ茹でてるの忘れてたちょっと待ってろ!!」


ドスドスドス


ひろし「巨人さんスパゲッティ食べるのですか・・なんか微笑ましいですね。しかしまた写真を撮る機会を逃してしまいました、でも揺らしている時の顔なら撮れましたね。迫力あって素晴らしいです。


さて、早く皆さんを探して巨人さんと写真を撮りましょう」




美香「ふぅ・・もう二冊も読んじゃった。まだたくさんあるしちょっと持っていっちゃおうかなー鞄にしまってっと・・・」


ガチャッ

ひろし「美香さん出口が見つかりましたよ!」

美香「!!(ちょ、まだ鞄にしまえてない!)」ビクッ

ひろし「本当ですから、だから今度こそ僕と一緒に」


美香「い、嫌よ!」略





ひろし「僕、美香さんに嫌われているのでしょうか・・・」





卓郎「んー図書館なのに何故エロ本がない。一冊ぐらいあっても良いじゃないか」

ひろし「卓郎そこにいましたか。出口が見つかりましたよ!」

卓郎「おーマジか!ちょうどお腹空いてきた所だったんだよな、ちょっとたけしと美香連れてきてくれないか?」

ひろし「・・・美香さんなら二階の部屋にいましたよ」

卓郎「おっじゃあ連れてきてくれないか?俺ちょっとお取込み中で」


ひろし「来てくれません」


卓郎「え?」

ひろし「美香さんが卓郎がいなきゃ一緒に行きませんよーだ脳みそ野郎の脳足りん、ですって」

卓郎「んな事言わねぇよ美香wなに拗ねてるんだよww」


ひろし「卓郎」

卓郎「ん?」


ひろし「ちょっと、抱きしめても良いですか?」

卓郎「?良いけど・・・」


ギュッ

卓郎「どうしたんだよさっきから」


ひろし「・・・っう、うう、ぅぅぅぅぅぅ・・・っ」

卓郎「え?ちょ、なんで泣くんだよ!」

ひろし「黙るです!理由聞いちゃダメです!聞いたら即ひろ卓R-18にしてやるです!!ひぅぅぅっぐ、ひっぅ」


卓郎「(よくわからんが、なんかこのひろしかわいいいいいい)」






美香「よしっこれで全部しまえた、と」


ガチャッ


卓郎「美香ー出口が見つかったってよ」

美香「!本当!?着いて行くよ!!」ビクッ



ひろし「・・・・・むぎぎ」


美香「(うわぁぁぁぁ怒ってるよぉ怒ってるひろしくん怖いよ・・・)」



卓郎「そういう事だったのか」

美香「ご、ごめんね・・ついキツク言っちゃって」

ひろし「いえ、良いですよ。しかし隠さなくても良かったですのに」

美香「え・・・ひろしくんそういうの耐性あるの?」

ひろし「えぇ寧ろ最近興味が沸きましてちょっと気になっていたぐらいですよ」

美香「そうなんだ!ならお詫びに後から色々話してあげるね!!」

ひろし「本当ですか!?嬉しいです!」



卓郎「(ひろしのやつめ、俺の美香とイチャイチャして・・さっきかわいいって感じた事後悔してやるぞ)」


ひろし「あとは、たけしくんですね」

美香「私最初の時以来会ってないけど大丈夫かな・・・」

卓郎「俺さっきトイレに行きたいって言うからそこまで道案内してやった」

ひろし「あれトイレに行ったのですか?さっき僕が別館で会った時は泣き叫びながらどこか走って行っちゃいましたけど」

卓郎「俺本館のキッチンで会ったんだけどww」

美香「ど、どこにいるのたけしくん」

ひろし「手掛かりは・・・」



卓郎「!こっちだ!!」


ひろし「え!?」

美香「とにかく着いて行ってみよう!」



ひろし「ここは・・唯一電気のつかない部屋」

美香「真っ暗だね」

卓郎「ここだ!このクローゼット!!」


ガチャッ



たけし「ひっ」ビクッ


ひろし「たけしくん!!」

美香「すごいっよくわかったね卓郎!」

卓郎「いやとりあえず行ってみてとりあえず開けたらたけしがいた。俺も超びっくりしてる」

ひろ美香「あてずっぽですかwww」


たけし「・・・・っ・・・」

美香「でも良かったよ、たけしくんも無事で」

ひろし「たけしくん出口が見つかりましたから帰りましょう、ね?」



たけし「怖かったよおおおおおおおおおお!!!」


ガシッ


卓郎「(おわあああああたけしが抱き着いてる抱き着いてるやわらかいかわいいいいいいい)」

ひろし「あっあっ僕も!」


ギュッ

美香「写真写真、フラッシュたいてっと・・・」





卓郎「え」


もしゃもしゃ


ひろし「どういう、事ですか」


もしゃもしゃ


美香「巨人が・・・」


もしゃっ
くるり



たけし「いいいいいいあああああああああ」


青鬼「縄うめぇ」

卓郎「ちょ、逃げるぞ!またなにか喰われる!!」

美香「服だけは嫌だあああああ」


青鬼「さてと、そろそろ本職に移りますか。誰を喰べようかな」




たけし「もう、いやだ」

卓郎「たけし!大丈夫かたけしいいいいい」

たけし「だめだ。おれしぬよ。とうさんとかあさんにしょくどうがんばってっていっておいて」

美香「嫌だあああああたけしくうううんん!!!」

たけし「いっそもう、しんだほうがこわいおもいしないよ」

ひろし「落ち着いて下さい皆さん、巨人さんを説得させましょうよ」



卓郎「おい、マジであいつ俺達の体狙ってるぞ。ついにクライマックスだ」

美香「映画の世界みたいだね!」

ひろし「あれ、たけしくんは・・・って」

卓郎「たけし歩いてるじゃねーか!!!」

美香「ち、ちょっと本当に喰べられたらどうするの!?」


たけし「もうおれなんていいんだよ、みんなにげろよ」

ひろし「どうしましょう・・・」


ガシッ


青鬼「つーかまーえた」

ひろし「!!」

卓郎「たけ・・・」

美香「たけしくん抵抗してー!!!!」


ガチッバキッ


卓郎「っっ!?」


ガリッゴリッ


美香「たけし、く・・」


ゴリッガッ
グチャックチャッ


ひろし「・・・・・からかっていた、僕達が愚か・・でした」


ペチャ、ピチャ
グチャッ


美香「やだよぉ・・・たけしくん、たけしくん!!」

卓郎「そんな、どうすれば」








ひろし「・・・・・」

卓郎「最近ひろし、屋上によく来るよな」

ひろし「ここが、落ち着きますから」

卓郎「フ、俺も一緒」


卓郎「ったく、たけしのせいでヒドイ目にあったぜ」

ひろし「・・・・・」


卓郎「なぁ、ひろし・・あれって本当にあった事だったのか?」

ひろし「・・さぁ。信じがたいですが、信じたくもありません」


卓郎「だよな、






あとひろし。あのマフラー誰からもらったんだ?」

ひろし「あの白いマフラーですか?」

卓郎「そう、あの時喰われるって聞いて焦ってしまってたからさ、大切な物なんだなぁって」



ひろし「あのマフラーしま●らで安売りしていて買ったやつですが」




卓郎「えwwwwwwwwwwww」

ひろし「どうしましたか?」

卓郎「え、じゃあなんであの時焦ってしまったんだよ」

ひろし「たまたま母に借りていたのでなくしたらいけませんし、喰べられたら尚更ですよ」


卓郎「うわぁ・・・・・」





あの館であった出来事や生物の事は誰にも話していない。話したって信じてくれないだろうから。
もう、誰も住んでいない館には絶対足は踏み入れたくない。



美香「ちょっと、もうそんなに動いて大丈夫なの?」

「へーきへーき、それよりあの二人は屋上にいるんだな」

美香「うん、私も今から行こうかなって思ってた所なの」

「へぇ、奇遇だな」


卓郎「あれ、この声美香と・・」


ガチャン


ひろし「あれ!?」

卓郎「え!!?」


たけし「勝手に俺殺してんじゃねーよ!!」

美香「た、たけしくん・・・」

たけし「ちょっと左腕骨折したけど俺はいたってピンピンだからな」

卓郎「たけし、不登校って聞いてたから今日ぐらいお見舞いに行こうと思っていたら・・・無事で良かった!!」

ひろし「本当ですよ、僕達のたけしくんが元気に学校に戻ってきて良かったです!」

たけし「僕達のたけしくんてww」

美香「でもこうやってみんな生きて返って来れて良かったよ」

卓郎「一件落着だな。もうあの館には一生行きたくねぇ」

ひろし「僕もですよ、楽しかったですけどもう・・・あの光景は」


美香「そ、そうだよね・・・」



たけし「・・ですよね」


ひろし「あ、たけしくん」

たけし「あんな巨人に」

卓郎「ひろし、思い出させちゃいけないだろ!」

ひろし「すみません・・・」


たけし「いきなり、ベルト噛み砕かれてズボン喰われて・・・・・・」ガタガタガタ


美香「あ・・・」


たけし「おれまだちゅうがくせいなのに」

卓郎「おいたけしがひらがなしかしゃべらなくなったぞ」


たけし「なんであんなやつにおれの[ティン]が」ガタガタガタガタガタ


ひろし「すみませんすみませんすみません!!」

卓郎「すみませんあの時たけしのせいで勃起してすみません」

美香「おお、落ち着いてみんなぁ!」




たけし「青鬼は・・こんなゲームじゃねぇ脳みそやろおおおおおおおおおおおお」












青鬼「たけし・・・・・おいしかった」



公式はもっともっと真面目でホラーな脱出ゲームです。もっとおもしろいゲームです。
完全非公式脱出。



早く終われ


[*前へ][次へ#]

5/9ページ


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!