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知らないうちに嫁入りしてました。
嘘ですよね?う、そ!
親同士が勝手に結婚を決めた。



あたしの意見もなんもなしに決めた。



そして結婚相手の顔も名前も何も知らない。



だけど、昨日突然母親に告げられた。




─────回想─────



「 名無しちゃん、今からゾルディック家からお迎えが来るわよ」




「…………………………………………は?」




ゾル…………えっと………………何てゆった?



……………………………………まさかゾルディック?



「え、お母さんあたしの殺人を依頼したの?」



ゾルディック家と言ったら、知らない奴はいないであろう、なくらいに有名な暗殺一家だ。



「違うわよ。可愛い一人娘をそんなことするわけないでしょ」



え、じゃあ何?なんでゾルディック家からお迎えが来るわけ?って顔して母親を見たら



「名無しちゃんはゾルディック家のお嫁さんなんだからお迎えが来るのは当たり前でしょ?」




……………………………………………………





……………………………………………………よめ?





よめ…………………………………………





「……………………嫁ぇぇぇぇぇぇぇ!!?」




なにそれなにそれ!?!?どーゆーこと!?!?




「名無し、迎えに来たよ」



突然背後から現れた黒髪長髪のお人形さんみたいな美形の男。



「いや、誰だよ!」



不法侵入だぞ!?しかも名前知ってるってか、今迎えに来たよとか言わなかった?



「あなたがイルミ君?ふつつか者の娘だけどよろしくね」


「はい」



え、なにそのやり取り。

意味分かんないんだけど。



なんかお母さんが突然現れたこの男に挨拶しちゃってるけど…………あぁ、わけがわからん!



「ちょっ、なに、どーゆーこt」



あたしは、突然意識を失った。




そしてその後に黒髪長髪のお人形さん男にお姫さま抱っこされて連れ去られたのであった。




────回想終了─────





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