知らないうちに嫁入りしてました。
飛行船
ただいま、三次試験会場に向かうために飛行船に乗ってます☆
「名無し、ゴン!飛行船の中探検しようぜ」
「うん!」
キルアがあたしとゴンに探検しようと誘ってきた。
探検って…………やっぱ子供だなぁwww
「あたしは汗かいたしシャワー浴びてきたいから遠慮しとくよ」
気持ちわるいしね。
「「えーーーーっっっ!!!シャワーなんて浴びなくていいじゃん!!!」」
うん、謎のブーイング。
「やだよ。汗かいて気持ち悪いし。
ちゃんと終わったら合流するからさ。
ホレ、行っといで!」
あたしは無理矢理ゴンとキルアの背中を押した。
「絶対来いよな!」「待ってるからね!」
二人同時にそう言った。
「うん、待っててね!」
しかし、なんであたしなんか誘うんだ?
あたし、おばはんだぞ?探検ってwwwwww
二人に気に入られてるのかねぇ。
とりあえずさっさとシャワー済ましてこないとキルちゃんがうるさそうwww
******
「………………二人とも、何してるのさ?」
シャワーを済まして廊下に出ると、ドアの前にギタちゃんとヒソカがいた。
「…………あ、もしかしてシャワー待ちだった?遅くてごめんねー」
これでも一応女のはしくれなので清潔さは保ちたいし。
「別にシャワー待ちしてたわけじゃないから気にしなくていいよ★(シャワー覗こうとしたらイルミにバレただけだしね◇)」
「カタカタカタカタカタカタ」
うーん、ギタちゃんは何言ってんだか分からん。
「あ、そーいや二人とも。
我が弟的存在、そしてこのむさくるしいハンター試験中の唯一の癒しのゴン&キルア見なかった?」
「カタカタカタカタ(………長い。弟的存在って言うか、キルは義弟だしね)」
「向こうの方で見かけたよ◇」
「そっ。ありがとっ!じゃあね〜」
あたしはヒソカが指差した方に足を速めた。
………………つもりだったが。
「…………ヒソカ、何すんのさ?」
あたしは今、ヒソカに密着している状態だ。
なんかガムみたいなもんがくっついてるし、これがヒソカの能力か。
ってか、ヒソカに絡まれるたびにギタちゃんから殺気がもれるねぇ。。。
「ヒソカ離してくんない?てか今乳触っただろ!
ギタちゃん、助けて〜〜〜〜〜〜〜〜」
あたしが涙ながらに言うとギタちゃんはヒソカのガムをどうにかして(適当だなオイ)変態からあたしを助けて下さった。
「ギタちゃんありがと!ギタちゃん最高!今度ぜひ二人でゆっくりお話ししたりしようね!じゃっっっ!」
またヒソカに捕まらないように、あたしは一瞬でこの場を後にした。
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