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「SOLG」

舞がオウム返しに呟くと、小首を傾げた。

「そうだ、SOLGは15年前の戦争時に製造され打ち上げられた機動衛星兵器だ」

おいおい冗談だろ、という声がどこからか聞こえた。

「冗談ではない、SOLGは大気圏外から地表を直接攻撃するだけの能力がある」

「そしてSOLGはすでに本格稼動を始めている、軍から切り離されているため情報の収集に時間がかかってしまった」

スエルダ珍しく自虐的に微笑んだ。

「それから、ラーズグリーズ鉱山跡地で大規模な爆発があったとの情報もある、何があるのかわからないが、何かベルカには作戦があるのだろう」

「ラーズグリーズ鉱山はV2の格納庫だったのよね?」

アリシアの問いかけに、スエルダが頷いてみせた。

5年前にオーシアで放送された、ベルカ戦争の真実という番組でラーズグリーズ鉱山には大量破壊兵器が眠っているとされていた。

「V2が持ち出されてしまったかもしれないな…」

「その可能性は充分に考えられる、そこで、君達に作戦を伝える」

「今日この日を持って、この戦いを終わらせる!」

ボードに情報が次々に表され、一枚の地図が浮かび上がった。

地図はノース・オーシア、元ベルカ領の一部が拡大される。

「目標は――南ベルカスーデントール、グランダー実験施設である!!」

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あきゅろす。
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