2
「この!リョウスケの野郎2のトリプルだとぉ!」
「僕が1抜けだね…罰ゲームは誰になるんだろうね?」
「くっそぉーあのポーカーフェイスめ…仕方がない3」
「8流し!食らいやがれ!革命だぁ!」
「「パス」」
「11」
「4」
「「パス」」
「3…上がりだ」
「うおぉーロズぅー!」
酒場の中央、ニコ・アンドラス中尉、ウォルト中尉、ロズ・ブレイ中尉、リョウスケ大尉が大貧民を行っていた。
一番に抜けたリョウスケは医学書を開き、ロズは酒を一気にあおり、ニコとウォルトが手にしたトランプを睨んでいる。
リョウスケの隣り、まだ若い女性が微笑みながら成り行きを見守っていた。
と言っても結果はわかりきったものだった。
「相変わらずだな…今日はどんな賭事を?」
フレイは喧騒の中、物静かな雰囲気を浮かばせる男の隣に腰を下ろした。
その隣にアリシアも落ち着く。
「よお…相棒…今日は全裸で滑走路を端から端まで駆け抜けるってやつだ、ウォルトが言い出したんだが…多分…」
「あぁ…」
彼は重盛 優友。通称ノン。
フレイを相棒と呼ぶ、良き相談相手であり、親友だ。
「じゃあウォルト…5」
「なめるな!4」
「はい、ハートの3」
「……うぉぉー!…パス」
「クローバーの9…上がりぃ」
「くそっ…俺が裸で滑走路を駆け回る目にぃ〜」
「それだけじゃないだろ?緑色の姿をしたタコサンエイリアンが追いかけてくるって言いながら…だろ?」
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