小説 フェアリー隊
4
一斉に動くシルフ隊員
「さて…」
「元気の良い連中だな」
伊波が出口を眺める俺の横につきそう言った
「まったくだ。
留守中は頼むよ」
「あぁ」
「ヴァンシーの艦長席は加賀に譲ってやってくれ
おまえは、航空隊を率いてこっちと同じように哨戒任務を」
「了解だ」
「あと情報が欲しい。
そっちからも頼むよ」
「もぅ始めてるわよ」
伊波の横に陵も立つ
「そうか…んじゃ、一先ず任せる」
「そう言えば、例の負傷者どうする?」
「えっと…あの謎の機体に乗っていたパイロットか…
覚醒したらこっちに運んでくれ
まぁ、まず無いだろうけど」
「わかった」
「それじゃ、またな」
「必ず帰還しろよ?」
「言われなくても」
そう言って優友はブリーフィングルームを出て格納庫に向かった
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