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小説 フェアリー隊


一斉に動くシルフ隊員

「さて…」
「元気の良い連中だな」

伊波が出口を眺める俺の横につきそう言った

「まったくだ。
 留守中は頼むよ」
「あぁ」
「ヴァンシーの艦長席は加賀に譲ってやってくれ
おまえは、航空隊を率いてこっちと同じように哨戒任務を」
「了解だ」
「あと情報が欲しい。
 そっちからも頼むよ」
「もぅ始めてるわよ」

伊波の横に陵も立つ

「そうか…んじゃ、一先ず任せる」
「そう言えば、例の負傷者どうする?」
「えっと…あの謎の機体に乗っていたパイロットか…
覚醒したらこっちに運んでくれ
まぁ、まず無いだろうけど」
「わかった」
「それじゃ、またな」
「必ず帰還しろよ?」
「言われなくても」

そう言って優友はブリーフィングルームを出て格納庫に向かった



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