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小説 フェアリー隊
16

きちっと敬礼
彼女がここまで一心なのには理由がある

昔、アリシアは貧民街で不良に絡まれた所をフレイに助けられたらしい
その頃、俺もフレイと共に行動していたから話は聞いたが、彼女にはとても特別な出来事だったらしい
以来、彼女はフレイに何かあると一目散に駆け付けなにかと世話を焼いている

「そう言えばフレイは?」
「…ダリスだよ」
「…またダリスなのね…」
「そう言うなよ
あいつぐらいにしか頼めないんだから…」
「そ、それにしてもすごいですね!ワイバーンへのアプローチを一発で成功させるなんて」

暗くなりかけた雰囲気を江口は明るいテンションで言い放った

「うふふ、ありがとう」
「まったくだ
ワイバーンの狭い着艦口に一発で成功させるんだから
いくら、腕が一流でもなかなか出来ないぞ」
「もぅ…褒めてもなにもでないんだから」
「ははは」

皆から笑みが溢れる
ある意味、良い人材をもらったのかも知れんな

「さぁ、今日はもう遅い。ヴァンシーまでも後2時間ある。
用の無いやつはさっさと部屋に戻った戻った」
「了〜解〜」



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あきゅろす。
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