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小説 フェアリー隊


首都 ノースポイント
 ─首都管区防空指令部
   第3格納庫─
現地時刻 2000時
 ワイバーン ブリッジ

「全員乗ったな?」
「はい」
「ワイバーン、これより離陸する。
 管制塔へ許可を」
「了解。
 こちら第2独立部隊所属W01
管制塔、離陸許可を」

麻衣が管制塔へ連絡を取っている間、このワイバーンは地下格納庫からエレベーターで地上へ…

『こちら管制塔、了解。
離陸を許可する
離陸にはランウェイ01Lの使用を許可する』
「了解。」

地上に出た

「エンジン始動」
「了解。エンジン始動…」

ワイバーン独特の甲高いエンジン音が鳴り響く

「サブエンジン、異常なし。
メインエンジン、1番から4番までの始動を確認」
「ブレーキ解除、推力75%で離陸開始」
「了解!」

ワイバーン増速

「離陸可能速度到達」
「上昇角20度、方位270へ最大全速
当空域を離脱する。
管制塔へ通達!」
「了解。
こちらW01、管制塔
当機は貴国の空域を離脱、周回軌道へと帰還する」
『了解、W01
貴隊の幸運を祈る』



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