小説 フェアリー隊
6
「あぁ…機体中央付近だ。
何かあったときはユニットごと切り離される様な仕組みになってるんだ」
「へぇ…」
「まぁ、そんなことになる事は無いだろうけど」
こうして説明していると…
「隊長〜機体の搬入、終わりました〜」
「わかった
次は艦内を案内する」
「わかりました
ここで待ってます」
………………………
「ここが食堂。
食堂と言っても、パンとか簡単な食事しかできないがな」
………………………
「この先が個室。部屋の数は10そこらかな?
各部屋にトイレ・バスルーム付きだ」
………………………
「ここがブリーフィングルーム
緊急作戦時以外はまずここでミッション内容とか現地の気候とかを把握してもらう」
「緊急時は?」
「搭乗機の多目的ディスプレイにこの情報を転送する。
発艦前に確認してくれ」
………………………
「そしてここがブリッジ。
CIC及び航空情報はここに集結させてある。
無論、情報は膨大になるから選択して呼び出す形になるけど…」
「呼び出すってことはその統括された情報源が?」
「あぁ、さすがにこれだけの小型…と言っても大きいけど、それでも全ての情報を表示するには狭すぎるからね」
「隊長、そろそろ時間が…」
「もうそんな時間か…すまないが、この後は自由に動いてくれ。
この艦に入るときは…」
そういって、パスを渡す
「このパスを使ってくれ
それじゃあまた後で」
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