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小説 フェアリー隊


「ご配慮、感謝します」
「良いってことよ
その代わり、しっかり働いて貰うからな」
『ッは!』
「よし!それじゃあ荷物の積み込み作業手伝って貰おうかな?」
「…マジですか」

片霧が愚痴る

「しっかり働いてくれるんだろ?」
「そうよ。さぁ、作業に取りかかりましょう」

江口が先頭を切った

(案外、リーダーシップがとれるのかもしれないな…)

「まずは…輸送機に君達の機体を積み込もうかな?」
「発進できないお荷物を…ですか?」
「ヴァンシーに上げていれば、壊される心配はないからな。
それに、わざわざ機体をダリスから運ぶよりパーツを運んだ方が楽だから」
「なるほど」
「取り付けとかは整備クルーが居ればなんとでもなる。
さぁ、ちゃっちゃと終わらせよう!」
「了解!」

そう言うと、搬入用のトレーラーを使って機体を輸送機に運んでいく

「中に入れたら由貴の指示に従ってくれ」

輸送機の開け放たれたハッチから声が聞こえる

「ここと此所にワイヤーを引っ掻けて………」

(この様子だと、問題は少なそうだな)

「隊長〜」
「ん?なんだ?」
「そこのワイバーンって艦、たしか原子力でうごいてるって聞いたんですけど、その原子炉は?」



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