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小説 フェアリー隊
10

「えっと、確か宇宙空間に浮かぶ白い方舟─フェニックス─に攻撃兵器を付けるって話しありましたよね?」
「あぁ…確か、2ヶ月前のホルカンド作戦だよな?」
「そうです。あの時、打ち上げられた兵器を受け取って実装に成功したそうです。」
「それでうちに回ってきたのか…」

まぁ、確かに狙撃兵器をオーダーはしたがいつの話だよ…

「管理はエイジスか?」
「通信を考えるとそうなりますね」
「そう考えると、あと護衛艦2隻ぐらい欲しいな
エイジスだって万能艦じゃない」
「えっと…はい」

“配備艦一覧”

「こんなのがあったのか」

中には艦名やスペックが一覧になっていた

「フリゲート2隻か…
まぁ足は早いから丁度いいか」
「あと、試験機としてF-35が配備されます。
数は予備を含め5機
リヴァイアの艦載機になるみたいです」
「空母に5機はいくらなんでも少なすぎだろ…」
「配備と言えば、第25戦隊と第23飛行隊、第11戦隊の航空機はどうするんですか?」
「そうだったな…」

一枚の紙を取り出し…

「彼奴等に欲しい機体リストアップさせろ。
明日までにだ」
「選ばせるんですか?」
「戦う気があるかどうか、どういうタイプか見極めるには手っ取り早い」
「わかりました」

紙を受け取り、部屋を出ようとして何かを思い出したかの様に………

「あの、それ見終わったら表紙にハンコお願いしますね」

…そして

「行ってきま〜す」

横に適当に置いた紙束を見ながら

「早く言えよ…」



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