[携帯モード] [URL送信]

小説 フェアリー隊


第2独立機動隊海洋部隊
 ─リヴァイアサン艦上─

『それでは式典を閉会します』

このアナウンスを合図に報道陣が引いていく
あの後、記者に詰め寄られて写真撮影に応じたり、インタビューされたりと、かなり疲れた…

「お疲れの様だね」

大統領がそう言ってきた

「はぁ、まぁ」
「君には悪いんだが、この後はパーティーなんだ」
「まだあるんすね…」
「さぁ、移動だ」

そう言って艦を降りて専用車に乗り込む
後ろを見ると観光バスぐらいの大きさのバスが止まっていた

「…75人ぐらいか」
「どうした?」
「っあ、いえ
後ろのバス、大体75人ぐらいが定員かなぁと思いまして」

─大統領は驚いた顔をして

「あぁ、座席数は75
補助席が20席だ」
「そうですか」
「今回はあのバスとその後ろにマイクロバスをつけておいたよ」
「隊長」

そう言って車に入ってきたのは由貴だった

「あ、あぁ…」
「式典は終わりましたね。
大統領閣下、お久しぶりです。」
「あぁ、お元気そうでなにより」
「…………………」

こうして俺たちを乗せた車はパーティー会場へと向かった



[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!