[携帯モード] [URL送信]

小説 フェアリー隊


大統領と俺は1つの扉を抜けた

すると…………

─パシャ、パシャ─

無数のカメラからかフラッシュをあびる
『大統領が現れました。まもなく式典は開始です!』

報道陣が精一杯伝えようとしている

「だ、大統領?」
「知らないかね?
今日、原子力空母艦の任命式なんだよ」
「…なぜ私が?」
「君の隊に配属だからだよ」
「………………」
「驚いたかね?」
「…全く聞かされていなかったので」
「さぁ、来たまえ」

大統領が歩み始める
俺は意味が分からないこの状況化、一先ず大統領を追う

『大統領の後ろに居るのがフェアリーの隊長でしょうか?』
『1年前新設された独立部隊の若き隊長、重盛優友
彼はかの大陸戦争時、エースと呼ばれ……』

…何処からか聞こえる報道陣の声

「君にはまだプレゼントがあるよ」

大統領がそう告げた
目の前には空母
大統領は特設された階段を上り甲板へ
俺も続くがそこで驚いた…

前を見ると、右側にはフェアリー隊の面々…
左側にはなにやらパイロットらしき人物から整備クルー、艦長らしき人物まで総勢100名を越えるだろうか?
各員が姿勢正しく、直立している
そして──『敬礼!』

誰やら大きな一声を上げた
すると全員、一斉に敬礼
見事に揃っていた。

『直れ!』


[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!