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小説 フェアリー隊


「さて…まずはワインでももらおうかな?」
「…ほらよ、ブルーシャトラーゼ」
「ほぅ、まだあったのか」
「最近、生産が再開されたんだとさ」
「なるほどな」

一口、口にする

「…奴らの動きは何か分かってるか?」
「っし、知らん」
「まぁ、そう怯えるな
 …先日うちの基地が襲われた
狙いは別にあったようだが、基地は壊滅した」
「………軍部にスパイがいる」
「なに?」
「軍部に…それも上層部にスパイがいる。
そいつらが情報を流している。」
「なるほどな…やはり目的は“プリンセス”か…」
「…あぁ〜喋っちゃったよぉ〜」
「っま安心しなって、ちゃんと酒の発注先にはしてやるから」

笑いながら言う

「ちっが〜う!」

速攻で突っ込んでくる

「わかってるって
  保護してやるさ」
「本当だろうな?」
「俺が嘘ついたことがあったか?」
「ある」
「…まぁ大丈夫だって
 ちゃんと守るって」

そう言うと俺は席を立つ

「もう行くのか?」
「飲み過ぎは良くないんでね」
「………………」
「んじゃ、手配はしとくよ」

そう言い残して俺は店を出た



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