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小説 フェアリー隊


ノースポイント
 ーウェスタン通りー

「さて…」

軍の領地から出た俺はある場所を目指した

首都を二つに分けるかのように真っ直ぐな道路ーウェスタン通りー

その先は片方が大統領府
そしてもう片方が海へと続いている。

そしてウェスタン通りから一つ筋を外れた場所に俺が目指す場所がある。

 BAR─ドン小西─

どこかで聞き覚えのある名前が付いてるこの場所は一件、単なるるBARだ。
しかし俺は飲みに来たわけではない。

 …カランカラン

「っよ、マスター」
「まだ開店前だ。出ていってくれ」

マスターと呼ばれた男はそう告げた
まぁ普通はそうだろう
しかし、俺は飲み客ではない

「片羽が来てもか?」
「っ!?」

 ー片羽の妖精ー

俺はかつてそう呼ばれていた。
そう…あの4年前の事故の時、俺の愛機は片羽を失った…
いつしかその話は軍部全体に広がり噂となった。

無論、護衛対象や誰に羽を奪われたかは伏せられたまま…

お陰で在らぬ噂がたった頃もあったが、いつしか消え去っていた

「久しぶりだな」
「な、なんの用だ…」
「まぁそう引くな
 俺とて争い事になるのは御免だ」
「……………………」



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あきゅろす。
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