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小説 フェアリー隊


『君が不在?』
「あぁ…同時刻ヴァンシーより救難信号をキャッチ、救助に向かったため、基地の件は私も報告を受けただけなんです」
『そうだったのか…それで?ヴァンシーを襲ったやつらは?』
「わかりません…救助中、所属不明機を救助しましたがパイロットは意識不明、回復を待って話を聞こうかと思います」
『なるほど…』
「それで…敵の不明機何ですが…」
『どうした?』
「形が異常なんです。どう申し上げれば良いか…」
『なるほど…性能は?』
「私が代用機でなんとか撃墜できたのですが、ファーストアラート時より手強く感じました」
『なるほど…』
「会議、開いていただけますか?」
『もちろんだ。早急に手配しよう。明日にでも此方に来てくれ』
「っは!明日ですか?」
『状況からして急ぐだろ?』
「はい!感謝します」
『なに礼には及ばぬさ。
報告書、会議までに出してくれたまえ』
「了解しました…ではまた」

……………ガチャ

「どうなったの?」

電話を切ると由貴がそう尋ねてきた

「…明日、首都にて会議だ」
「明日ですか?!」
「あぁ、至急パイロットをブリーフィングルームに召集してくれ」
「了解。」
「それからワイバーンの発進準備、ヴァンシーじゃ降りられんからな」
「了解です。」

そう言うと由貴は足早に部屋を出ていった

(アップルティー…すっかり冷めてしまったな)



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