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小説 フェアリー隊


 ブリッジ

「各システムはどうだ?」

俺はブリッジに着いた瞬間問いかけた

「ファイヤーコントロールシステムにもう少し時間がかかります」
「なるべく早く、な」
「了解。」

ファイヤーコントロールシステム…火器管制装置は対空、対地攻撃をする際必要となる装置だ
今まで無人運用だったからコンピュータが勝手にやってくれていたが、隊員がいるなら我々が使わなくてはならなくなる
まぁ、半分はコンピュータが使うんだけど

「妹さん、明日の作戦に起用するんですか?」

いつの間にか側に居た由貴がそう言った

「あぁ、一応ポジションは管制官だからな」
「あれ?正式なポジションってまだ決まって無かったような…」
「ッへ?………っあ!
昨日の襲撃でいい忘れた…」
「もぅ…」
「すまん…麻衣の部屋に行って、この冊子を渡してくれるか?」

―管制官の仕事とそのパネル操作方法―

「…こんな難しい物、渡すんですか?」
「大丈夫、あいつなら出来るさ」
「…………………」
「いや、睨まれても…」
「まぁ、いいです」
「ありがと」
「あの〜夫婦漫才は別でやってもらえますか?」

一人の隊員がそう言った
気づくと回りの隊員も笑いを堪えてる

「……いや、誰が夫婦だ!」
「クスクス…」
「そこ!笑うな!」

まぁこうして大変だった1日が幕を下ろした。



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