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小説 フェアリー隊


ヴァンシーW艦内

「綺麗に掃除されているね」

ヴァンシーの廊下を一緒に歩いてる麻衣がそう言った

「メンテナンスロボットがありますから」

麻衣問いに由貴が答える

やれやれと思いつつ俺は一言言った

「先ずはコクピットだな」

カツカツ

歩くおとが静かな艦内に響く
今、ヴァンシーW自体にいる人間は俺と由貴、麻衣の三人だ
なぜ、麻衣がいるのかと言うと
それは本人がどうしても行きたいと言うから仕方無く…っだ


「さて…」

目の前には一つの扉
厚さは裕に10cmを越える
…カードキー、指紋、暗証番号
セキュリティはやたらと固い
それもそのはず
ヴァンシーから降りるとき俺が掛けたからだ
由貴に言わせれば「戸締まりはしっかりしないとね」っだそうだ


「さて、開けるか」

カードキー、指紋そして暗証番号
…19902000

ピー、ガチャ

「………」

入るやいなや証明、機器やパネルが一斉につく

「よし」
俺はコクピットの一番上にある席に向かう
ヘッドホンを取り、連絡

「こちらヴァンシー、重盛だ」
『こちらワイバーン聞こえますよ隊長』
「よし、降りていいぞ」
『本当ですか?隊長、やったー、降りていいってよ…』

歓声が響く
ヘッドホン越しに聞こえるってことはどれだけ騒いでるんだか
一先ず、後にくる基地の人間のためにやらなきゃな…



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