小説 フェアリー隊
4
レーダーの反応を見る限りアレはトムキャット…
対空仕様ならSAAM…セミアクティブミサイルのはずだ
『ミサイルアラート!』
「各機一列に!」
この戦法が効けばいいが…
『ミサイル接近!距離750』
「全機急速回避!」
セミアクティブなら敵機に捉えられなければ問題ない!
ビービー!
「まだアラートが鳴り止まないだと?!」
『隊長!このミサイル…』
「全機振り切れ!」
よりにもよってセミアクティブ熱関知ミサイルだったとは!!
「っく…………」
「フレア!」
熱源探知ミサイルならこれで…!
ドーン…
「よし…」
『た、隊長…』
ホワイトか…
「待ってろ、今すぐ取っ払ってやるから!」
ホワイトの後ろにつき、急旋回
見事にこちらに引き付けた
後はフレアをもう一発お見舞いしてやれば…
ドーン
「よし!」
『隊長、ありがとうございます!』
「次から自分でなんとかしろよ!」
『敵機接近!』
相変わらず冷静なルージュから情報をもらう
「各機、なるべく早く仕留めるんだ!」
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