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小説 フェアリー隊



『滑走路まで後300』

ギアを下ろし、滑走路へ近づく。

『後100』

機首を上げ更に減速する。

『後50』

徐々に高度が下がり、地面にタイヤがつく。
タッチダウン。

そのまま速度を下げていく。

『誘導灯に従って第8格納庫へ向かってくれ。』

滑走路に付けられた誘導灯が点滅し、1つのハンガーへ道を示している。

その先には誘導員が待機している。

格納庫の前まで自走し、牽引されながら格納庫へ収納される。

電力を最小限まで落として降りる準備を進める。

「忘れ物はないよな?
よし、降りるぞ」

搭乗口を開ける。

そこに居たのは銃を構えたスフィア軍兵士だった。

「………………」

麻衣は怯えて由貴の後ろに隠れている。

っと、そこに一台のジープが割り込む。

「銃を下ろせ。」

「国王の命令により、彼らは私達が保護します。」

サングラスを掛けているが、紛れもなくヴォルフと舞であろう。

兵士達は渋々と銃を下ろす。

「…乗れ」

「はぁ…機体はどうなる?」

ため息まじりの重盛の問いに舞が答える。

「どうもしないわ。そのままよ。」

「わかった。」

納得した重盛は機体から降り、ジープに乗った。





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あきゅろす。
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